誕生日タロットには、その人の魂が今世で何を成し遂げるのか、その「設計図」が刻まれています。
私が電子書籍の執筆中、「21:世界」のカードの解説を考えていた時、どうしても頭から離れなかった一人の男がいます。
その男とは、 燃える闘魂、アントニオ猪木。彼の誕生日から導き出される守護カードは、やはり大アルカナの最後を飾る「21:世界」でした。

「世界」のカードは「愚者」を夢見る
タロットの大アルカナ22枚は、魂の成長物語です。 「0:愚者」という何も持たない旅人が出発し、様々な経験を経て、最後に「21:世界」という完璧な終着点に辿り着く。
一般的にも「世界」は成功、完成、調和を意味する最高のカードですが、実はこのカードには続きがあります。
「世界」という円を閉じた瞬間、魂は再び「0:愚者」へと還り、新しい旅を始めます。私は以前「世界のカードは愚者を夢見る」と書きました。頂点を極めた者が次に行き着くのは「何者でもない頃の自分」に戻ることだからです。

猪木さんの有名な言葉、「バカになれ」。
タロットを知る人間にとって、この「バカ」という響きは、まさに「0:愚者(THE FOOL)」そのもの。
全てを完成させた「世界」の住人だからこそ、その対極にある「愚者」の自由を、誰よりも渇望していたのではないでしょうか。
IWGP失神劇:「世界」による壮大な自演疑惑
猪木さんの「世界」気質が最も爆発したのが、1983年の第1回IWGP決勝です。 ハルク・ホーガンのアックスボンバーを浴び、うつ伏せで舌を出して気絶。そのまま病院へ担ぎ込まれ、日本中を騒然とさせたあの事件。
実はこの失神劇、当時から「自演説」が根強く囁かれています。 ライバルのジャイアント馬場氏は「医学的に失神した時に舌は出さない」と一蹴し、搬送先の看護師すら「私たちもプロですから(ふりだと分かりますよ)」と苦笑いしたという逸話まで残っています。
普通、レスラーは「王者(チャンピオンベルト)」を求めて戦います。しかし「世界」のカードを持つ猪木さんは違いました。
普通に勝ってベルトを巻くという「予定調和な完成」に、彼の魂は飽きていたのです。
栄光を捨て、病院に担ぎ込まれ、一般紙まで巻き込み、ファンを失望させ、対戦相手を心配させる。現実の勝敗さえも自分の描くドラマ(世界)の一部として取り込み、完結させてしまう。 この圧倒的な自己完結力こそが「21:世界」の魔力です。
「人生のホームレス」という名の愚者
猪木は自分のことを「人生のホームレス」と称していました。ホームレスの格好をしてリングにあがったこともあります。 最高位の栄誉を手にしながら、魂はどこにも定住せず、常に「次」という未知の地平を探し続ける。
ベルトを譲り、伝説を創り、最後には「とことんバカになれ」と笑う。 完璧な「世界」を何度も完成させては自らブチ壊し、真っ白な「愚者」として歩み出す。彼の人生そのものが、タロットの円環構造(サイクル)そのものでした。
あなたの「世界」はどこにありますか?
アントニオ猪木という巨大な魂が教えてくれるのは、「完成させることは、次へ進む準備である」という潔さです。あなたの守護カードは何番でしょうか。 たとえ「世界」を持っていなくても、誰の人生にも「今ある世界を完成させ、バカになって(愚者として)次へ進む」べき瞬間が訪れます。
猪木さんのように、自分を出し切り、最後にはすべてを笑い飛ばせる強さ。 誕生日タロットの設計図を読み解くことは、そんな自由な生き方を見つけるための地図になるはずです。
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