ルーン文字の意味の紹介
ルーン占いで使う文字は8文字ずつの3つの一族のグループに分けられます。
まずは、それぞれに意味をご紹介します。

Frey’s Aettir
最初のグループは北欧の双子の神、豊穣神フレイと愛と美の女神フレイヤに属しています。
このグループでは愛、幸福、楽しみ、そして肉体的な存在と感情に関するライフサイクルを表しています。また、始まりや創造、成長についても語っています。
このグループでは対人関係や肉体的な成長など、人間にとって必要な事柄に関連しています。
Hagal’s Aettir
2番目のグループでは私たち人間の力では制御できない外側の力を表します。
これは中立的な自然の力である雹から始まります。
このグループのルーンのほとんどが、変化、死、そして魔法に関係しています。
このグループに関連するヘイムダルはアース神族の神で、地球と天国、人類、神々の世界、死者の世界をつなぐ虹の橋であるビフレストの守護者です。
TYR’s Aettir
最後のグループは勇気と法の象徴である軍神ティールに属して、HGALの試練を乗り越えた後のより高次元な物事に関連しています。
空白のルーン
空白のルーンは、占う人によって使ったり使わなかったりするようですが、運命や宿命を象徴しています。
元々は紛失したタイルの代わりに予備として空白のタイルを混ぜていた可能性もあるようです。
rune | 読み方 | キーワード | 段階 |
---|---|---|---|
![]() | ウィルド/ ブランク | 空白、運命、宿命 | – |
ルーン占いについて
ルーン占いは石や木片に刻まれたルーン文字から占う卜術(ぼくじゅつ)・神託占いとなります。
ルーン文字の歴史
ルーンという言葉はインド・ヨーロッパ・ゲルマン語群に属する古ノルド語で「秘密、謎」を意味します。
この古代北欧のルーン文字はそれ自体に固有の意味を持っているとされ、書くだけでなく、剣や盾、木や石や身近な持ち物、骨、金属など様々な物に刻み、占いや魔除けにも使用されていたと伝えられています。
ルーンの起源は謎に包まれており、多くの伝説がありますが、紀元前200年頃から紀元400~600年頃にかけて古代北欧のゲルマン人達が完成させていたようです。
ルーン占いに使う文字の種類
ルーン文字は最初の6つの文字(Fehu、Uruz、Thurisaz、Ansuz、Raidho、Kenaz)から「futhark(フサルク)」と呼びます。
ルーン文字はゲルマン民族の移動と共に33文字に増えたり(アングロサクソンルーン)、16文字まで減っていったり(ヤンガーフサルク)、形が変わったり、読み方が変わったりしますが、多くのルーン占いはエルダーフサルク24文字+空白の25個を使って占います。

空白のルーンは使わない場合もあります
ルーンキャスティングは潜在意識と深く連携します。質問し心を集中させてルーンを選択することで、意識的でも無意識的でも、真にランダムな選択ではなく潜在意識によって行われた選択であると考え、象意をリーディングしていきます。
ルーンを使って占いをする場合は、ルーン文字が描かれた木や石などが必要になりますが、自分で木に彫ったりカードに書いたりして使ってもいいと思います。

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