皆さんは肺に穴が開く「気胸(ききょう) 」という病気をご存知でしょうか?
突然、肺にあいた穴から空気が漏れ、肺がしぼみ、胸の痛みや息苦しさ、咳などの症状がでる病気です。
自然気胸の時、どうやって肺が破れるかとか、どうやって治療するのかは分かっているのですが、なぜ破れるのかという理由は正確には分かっていないそうです。
自然気胸は、「背が高く」「痩せ型で」「10〜20代の若い」「男性」に起こりやすい傾向がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/気胸
若くて背が高い男性に多いことから、別名イケメン病とも呼ばれているそうです。芸能人や有名な歌手の方も治療したりしています。
その肺気胸、肺の突然の痛みで病院に行っても、肺の虚脱具合で治療方法が違います。
- 肺の萎みが小さければ、安静。
- 肺の萎みがまあまあであれば、胸腔ドレナージという管を入れて入院、安静。
- 肺の萎みが大きいor胸腔ドレナージでも改善しない場合は、手術。
そして肺気胸で厄介なのはその再発率の高さ。
安静や胸腔ドレナージで自然に肺が元に戻った場合はなんと50%程度が再発するといわれています。(手術をしても5−10%の再発率)
そして、10年以上前に胸腔ドレナージも手術も経験している私にも、久しぶりの気胸が訪れました。
胸痛は忘れた頃に

1月の寒い夜、それまでと変わらない普通の生活の中で突然、胸の痛みが訪れました。背中をナイフで刺されたような痛み。肩が押さえつけられて焼けるような痛み。胸から聞こえるぽこぽこという空気の音を聞いた時に「気胸(ききょう)」だと確信しました。
そのまま深夜まで耐えたのですが痛みと不安の限界で、夜中の緊急病院へ行きました。肺に負担をかけるような運動をしたわけでもないですし、大声をだしたり転倒したりしたわけでもないですが、気胸だということは自分で分かっていました。
ですが、肺の虚脱具合までは分かりません。自宅安静で治る程度なのか、入院なのか手術が必要なのかは分からず、とても不安でした。できれば手術はしたくありません。
深夜の病院でレントゲン、CT、心電図等の検査を済ませ、肺をさすりながら夜中の待合室で静かに待ちます。しばらくして診察室に呼ばれ、夜間担当の医師の診断を受けました。先生から「やはり気胸ですが、今すぐ手術する程はないと思います」と言われ一安心しました。痛みはありますが息切れや咳などは出ていないので、重症ではなかったようです。

「入院しますか?自宅で安静にしますか?」と聞かれ、とりあえず手術を免れたので一安心して「帰ります」と答えました。
でも、歩くのもやっとなくらい胸が痛いです。
不安を抱えながらも、これ以上痛みが強くなったり苦しくなったら救急車を呼ぶことと、一週間後に必ず再診することを約束し、ロキソニンをもらい自宅に戻りました。
痛みと不安の日々が始まる
自宅に戻ってすぐに一週間安静にしてられるよう予定を立てました。安心して安静に過ごせるはずなのですが、痛みと不安で眠れませんでした。
単純に胸や心臓が痛いことと、この先の不安。安静にしてて肺が膨らめばいいのですが逆に萎みが大きくなった時はその時点で手術になってしまいます。注射だけでも怖くて憂鬱になるのに手術なんて嫌です。無理です怖いです。
肺が破れる原因さえ分からない病気なので、今はまだ肺が萎んでいる途中の可能性だとも十分に考えられます。安静にしてるからといってこれから治るのか酷くなるのかはまだ分かりませんでした。
痛みと不安。
悪化への不安。手術への不安。
私が試した痛みと不安から気をそらす方法
そんな不安な日々の中、痛みを和らげるため、不安感を薄めるために、自分なりに試したり、考えたことがありました。自分が試したことを、痛み改善度と不安改善度という指標で考えてみました。
痛みは体、不安は心から生まれます。痛みの改善とは気がどれだけ紛れたのかでもあり、不安の改善とはどれだけ不安を忘れる時間を過ごせたか、という指標でもあります。
※あくまでも個人の感想です
ロキソニン
【痛み改善度】☆☆☆☆
【不安改善度】☆
まずは病院からもらったお薬、痛み止めの代表的なロキソニン。飲むと30分ほどで痛みが遠ざかっていく気がします。私の気胸の場合は、寝る向きさえ間違えなければ痛みを抑えられました。ですが痛みが分からなくなる分、動きが大きくなり、その衝撃で肺の虚脱が酷くなったりしないかな、、と不安は消えません。恐いです。
ブログやSNS
【痛み改善度】☆
【不安改善度】☆
ここ最近はスマホを手に取るたびにツイッターを開いて、色んな方の投稿にいいねを押したりコメントをしたりするのが日課になっていました。ツイッター、インスタグラム、Tiktokも始めてみたり、ツイキャスもチェックしたり、ブログも新しく作ったりして、、、やることがたくさんありSNSライフを満喫していました。
ですが痛くて不安な時に、何か発信するような気は起きませんでした。
ましてや今のダークな心境を伝えるような勇気もありません。
「まじいま入院の一歩手前」とか投稿すると、誰かに心配されたり労ってもらえたりするかもしれませんが、痛みと恐怖に耐えている私の脳みそはどこか冷静で、ひねくれていて「たとえいいねが100件もらえたとしても状況は改善しない」ってことを悟っており、SNSを開く気になれませんでした。
痛いよ。怖いよ。
読書や映画
【痛み改善度】☆
【不安改善度】☆
時間があれば読みたい本がたくさんありますし、アマゾンプライムビデオのウォッチリストに、時間があれば見たい映画がたくさん入っています。普段外出する時には本を数冊とkindleを忘れないようにバッグに入れて持ち歩きます。なかなか読めたためしはないのですが、なんらかの手続きに時間がかかったり、待ち合わせ相手が遅れたりした時に、本を読む時間ができてちょっとラッキーって思いますからね。それくらい本を読む時間は好きなんですが。
一週間自宅で安静。
めちゃめちゃ時間がある今がチャンスだと思っても、本を読む気にはなりませんでした。なぜなら左胸と背中と心臓あたりがめちゃめちゃ痛くて本が持てないから。じゃあ枕元にタブレットを置いて、寝ながら映画を見たらどうかなと試してみたのですが、やっぱり痛みと不安で集中できず、画面を見続けることが出来ませんでした。
Youtube
【痛み改善度】☆☆☆
【不安改善度】☆☆☆
映画を消したものの、音がなくては寂しいので、ユーチューブの解説動画を流して音声だけ聞き流す、ということを試してみました。どうせ流すなら自分の教養となりそうな絵画の解説や、神話の解説動画を勉強感覚で流してたいな、と思いました。
数時間が経過した頃に痛みが強くなっている事に気が付きました。音声に集中しすぎて変な体勢になっていたようです。
じゃあ勉強系ではなく娯楽的なお手軽なものがいいかなと思い、生き物系ユーチューバーさんの動画を流してみました。結果的にこれがすごくよかったです。動物や昆虫の動画とかを無心で見るともなく見ている時間が一番過ごしやすかったです。動物がもぐもぐご飯を食べているエサやり動画を見ると少し元気が出てきました。
家族や友達に電話
【痛み改善度】★(ちょっと悪化)
【不安改善度】☆☆☆
少し落ち着いてから、家族や友達へ電話をしました。心配してくれている声を聞くと「超痛いけど、ぜんっぜん大丈夫よ」と、おどけた声で安心させようとしたりしました。この時間は自分を客観的に見ることができ「悪くなっても手術したら治るから大丈夫。死にはしないから。心配しなくていいから。」と自分で自分を諭すような気持ちでした。
覚悟を決めているフリのセリフを言ったりして、不安は一時的に和らぎました。が、元気な声を無理やり出したので、肺が痛いです。
思考で不安は拭い去れるのか、編
大きな痛みや障害を受け入れるまでには、ショック期、否定期、混乱期を経て解決への努力をしながら受容していく、というプロセスがあるそうです。読書やSNSから遠ざかっているのは、現実逃避をしたいような否定期や混乱期だったからかもしれません。
痛みはロキソニンで抑え、動物系の動画で気を紛れさせながら数日が過ぎ、安静生活にもだんだんと慣れていったのですが、常に不安は感じており消えることはありません。そこで、気の持ち方や考え方で不安が拭い去れないものかと模索していきました。
生きる希望が湧いたかどうかの指標、活力充実度を増やしました。
病気はプレゼントと思う
【不安改善度】☆☆
【活力充実度】☆☆☆
この前電話をした妹からyoutubeのリンクが送られてきました。開いて見てみると、神さまのメッセージ系のスピリチュアルな動画でした。
「病気は神さまからのプレゼントなんだよ。だからありがとうって感謝して受け取って楽しまなくちゃ」
なんてことをその動画配信者の方は言っておられました。衝撃でした。普通の状態なら「ふーん」くらいで聞き流すか、「そんなことあんまり軽々しく言ったらいかんよ」ってちょっと不愉快になるような内容かもしれません。ですが不安でいっぱいの今の自分は、何かにすがりたい気持ちも多少はあったのか、不安を改善する方向に都合良く理解しようと、自分の脳がぐるぐると動きはじめたことを感じました。
自分の心や体が救いを求めている、と実感しました。そして嘘でも自分の痛みと不安を「ありがとう」と言える視点で考えてみると、この状況がほんの1mmくらいは楽になるのかもと思えました。
好きなことをする
【不安改善度】☆
【活力充実度】☆☆
その動画の中で、「病気をプレゼントとして感謝して受け取ったら、次は自分の好きなことを好きなようにすることが大事なんだ」と仰られていましたので、じゃあ私も自分の好きなことをやってみようじゃないかと思考を巡らせたのですが、いかんせん体が痛い。今の状況での願いは病気の快復なので、安静にするしかなく、ここでその動画にすがることを断念しました。
痛いよ。怖いよ。
運命として受け止める
【不安改善度】☆
【活力充実度】☆
悩める今の状況を運命だと思い、生まれる前の自分が天界で書いたシナリオ通りだと思う。この考え方はいろいろな悩みを解決することの役に立ってきたと思います。もともと私は運命論者のような考えをすることが多いので、この状況は必然だと考えていますし、今後、手術になろうが自然治癒しようが、それが運命であると、受け入れることはできると思っています。
でも、痛いものは痛いですよね。これが運命さって言われても、怖いものは怖いですし。因果論や宿命論は、物理的な痛みを伴う初期段階では効果が薄いのかもしれません。まだまだ混乱期です。痛い。
感謝をする
【不安改善度】☆☆
【活力充実度】☆☆☆☆
うだうだ考えながらトイレに行った時に、読みかけて置いてあった小林正観さんの本に目が止まり、パラパラとめくってみました。そこには「ありがとう」のちからが優しい口調で書かれていました。最近の自分は感謝の言葉を口にしてないなってことを思い出させられました。
今の状況を改善したいという気持ちより、純粋に「ありがとう」って言える大人ってやっぱり素敵だなと思いました。感謝を忘れた偉そうな大人になるのは嫌だなって思っていたことを思い出しました。今の痛い怖いの弱気な状況だからこそ、改めて気がつけたような気がします。
「感謝を忘れない人」になる、という目標ができました。
とりあえず運命にお礼を言っておきます。
(自分というモブキャラに結構大きめのイベントを発生させてくれて)ありがとう。
大いなる意思を読み解く
【不安改善度】☆☆
【活力充実度】☆☆
肺が破れた日にとった行動や食べた物、喋った言葉やささいな動作を思い出そうと、ぼんやり考えている自分がいます。ご飯を食べる箸の運び方や洗濯物をとりこむ仕草を思い出し、肺の破れた「原因」や「理由」をずっと探っていました。今も考え続けています。
ひとつだけ心当たりがありました。

肺の破れる3日前ほどから、ギリシャ神話の神様や英雄の名前を紙に書き、線を引き、神の系図の作成作業に没頭していました。ギリシャ神話を自分なりにもっと深く理解したいと思って作り始めました。
調べていくと、これがなかなか複雑で面白く、書き込むシートを大きくしたり、名前だけ切って壁に貼ったりしながら、寝る間も惜しんでどんどんハマってしまっていたところでした。
「神の名を切り貼りしたことで神の怒りに触れてしまったのか?」と、本気で考えました。
その時、ちょうど妹から「明日、知り合いの霊能者の所へ行く」と電話があったので、”恥ずかしながらこんな作業をしていたけれど神の怒りに触れてないか心配なのでひとつ聞いてきておくれ”とお願いしました。
次の日、妹より電話があり、
霊能者曰く、「まったく微塵も関係ない」と爆笑されたそうでした。一体お兄さんはそんなの作ってどうするつもりなのかしら、あはは、なんて少しディスられたりもしたようです・・・。
そうですよね、、、こんなちっぽけな人間のやることなんていちいち神様の目に入りませんよね。怒られなくて良かった、とホッとしましたが、、、、あれ、、なんか少しさみしい。
神さまの逆鱗に触れていないことが判明したので、落ち着いたら作業を再開したいです。
Mの動画を見る
【不安改善度】☆☆
【活力充実度】☆
趣味や嗜好が違う人がいます。性別や年齢、出身地や学校が同じでも。馬が合う人もいれば、絶対わかり合えないような価値観の人もいます。おんなじことを体験しても感じ方は人それぞれ違いますよね。
同じ経験をしても、「快」な人もいれば、「不快」な人もいるんです。急に午後が休みになって喜ぶ人もいれば怒る人もいるし、クレーム処理が好きな人と苦手で絶対ムリな人もいます。そこには様々な個人的な価値観が存在します。
そう。
私の「不快」を「快」に感じる人が存在するハズなんです。
ということは、この胸や心臓の痛み、手術への不安なんかも、「けっこう快かも」って感じる人もいるかもしれないってことですよね?!。実は、それに近い人たちをTOCANA編集長の角さんが出ている、テレビでは流せない系の配信動画で見たことがあります。
それはたくさんの場所にタトゥーやボディピアスをして自分を改造する人達や、苦痛や痛みを快楽へと変換できる人達を集め、それぞれを掘り下げて取材をした特集でした。所謂マゾヒストの人達は、異性からの攻撃に対して、とかのシチュエーションの括りはあるものの、訓練をすれば血が出るような物理的な痛みを脳内で「快」へと無理やり変換できる技術を持っているようでした。
※ここではあまり話せませんがもっともっと過激な痛みに向き合える方たちの紹介もされていました
前置きが長くなりましたが、そういう風に自分の脳を変換できないかなと思ったのですが、
いきなりは無理ですね。やっぱり。

でしょうね笑
痛いし怖いです。
立ち向かえるストーリーを妄想する
【不安改善度】☆☆☆☆
【活力充実度】☆☆☆
じゃあこの痛みがもし、誰かを救うために必要な痛みだったとすると。
どうでしょう。
ちょっとわくわくしてきました。
近所の子供でも、どこかのお姫様でもいいのですが、誰かを守ることによって私の肺に穴が空いたと勝手なストーリーを考えると、、、、なんか我慢できそうな気がするんですよね。
「あなたのおかげで街が守られた、勇者よ、傷が痛みますかな?」って宿屋のベッドの上で街の長老に聞かれたら、
「ああ、痛みはあるが大丈夫だ。」とか格好つけて言いそうです。
「これくらい何てことない、一日中だってやってられるぜ、I can do this all dayさ。」ってキャプテンアメリカの名言を無理やりねじ込んだりしそうな予感もします。
現実の私は、”私が勝手に気胸になって勝手に手術したところで、社会的には何の利潤も生まないし、むしろ私の痛みを消すためにたくさんの医療品や医療器具が消費されて申し訳ない”って「よだかの星」のよだかみたいな感情を持ってしまうような自己肯定感低め系男子です。
だから、イメージの力で立ち向かえないかなと思ったんです。誰にも迷惑のかからない自分の心の中だけの物語を作り、その身勝手な妄想で不安を少し和らげることができればと思いました。結果的に痛みを肯定し、不安に立ち向かえる強いイメージがあれば乗り越えられる可能性を感じました。
もし手術になった時、私は「多次元宇宙のマルチバースのどこかの世界を救ったヒーロー」として麻酔から目を覚ますことになるでしょう。
超恥ずかしいのでそんなこと誰にも言えないですけどね。ハマるとヤバそうですし。手術になった時にだけこの奥義を使ってみようと思いました。
身体にアプローチ編
心・技・体で表現するならば、心の精神力と感情をコントロールする技術は、自分の考えられる範囲で考察してみました。高負荷のトレーニングをするとアドレナリンやセロトニンなどの様々なホルモンが分泌されるようなので、次は身体的な改善策を考えてみようと思いました。
ストレッチ
【痛み改善度】★
【不安改善度】★
【活力充実度】☆
動くと痛いし、穴が空いた左肺を下向きにして寝るとものすごく痛いので、相変わらすyoutubeを流しながら右向きで寝ていることが多い生活です。日頃の運動不足もあり、寝てばかりいると体がガチガチに固まっていくような気がしました。なので足を伸ばしたりしてストレッチをしてみましたが、痛い。痛いし悪化しないか心配なので、もうしばらくはあまり動かず安静にしておこうと思います。
お風呂
【痛み改善度】☆☆
【不安改善度】★
【活力充実度】☆☆☆
お風呂はもともと大好きなので、良い気分転換になりました。が、左手でシャンプーをすると痛いし、右手で頭をこすっても振動で痛い。肺の虚脱が進まないか怖いし。不安は和らがず、です。
筋トレ
【痛み改善度】☆
【不安改善度】★
【活力充実度】☆☆☆
こんなに家にいることもあまりないし、最近はトレーニング用品を使ってないし、もしかしたら痛みを分散できるかもって思い、スクワットや腹筋をしてみました。なるべく安静にしてなきゃいけないのですが、筋肉に負荷をかけることで少しだけリフレッシュできた気がしました。懸垂棒にぶら下がったりするのは怖くて断念。またトレーニング出来るようになりたいです。
おしるこ
【痛み改善度】☆☆
【不安改善度】☆☆☆
【活力充実度】☆☆☆☆☆
胸の痛みと筋肉の痛みと再検査への不安で食欲もなく心身共に疲れている時、目についたおしるこを温めてみました。朝昼兼用の食事にしようと思っていたのですが、あたためた甘いおしるこの糖分が体に入って来た時に、
生きてる!
という実感をしました。
自分の腕から指先、頭の中にエネルギーが駆け巡って、弱気な心が雲のように消えていき、生きる意欲がどんどん湧いて来ているのが分かりました。
生きる!!
と誰にでもなく宣言している自分がいました。
そしてどういう結果であれ、この痛みが消えた時、この時間に考えたあれやこれやをまとめたいなと思いました。
※理学療法士の先生に、どんな運動や思想より、おしるこ最強!!って伝えると「それはあなたが頭を使っていろいろ試した後だから、効果的だったのかもね」と言われてしまいました。

おしるこ好きなだけやん!
まとめ
あれやこれや考えても、病院での再検査はとても恐ろしくて、結果が出るまで待合室でずっとびくびく怯えていました。その待合室で同世代くらいの方も診察を待っていました。同じ検査かなと思い「怖いよね分かるよ」って親近感を感じていました。待っている間ずっとスマホをせわしなくスワイプしていたので、何気なくそのスマホの画面に目をやると、担々麺の画像や動画が次々と流れていっていました。
スワイプしてもスワイプしても担々麺。美味しい担々麺屋さんを探しているようでした。同じ境遇の私には、とてもそんな食欲や気力はありません。ただただ無事を祈り、入院の不安と闘っていました。そんな中で担々麺をスワイプする彼の頼もしい後ろ姿を見て「私も強く生きよう」と思いました。
結局、再検査の結果は、肺がほぼ元に戻っているからと合格をもらいました。また肺の破れやすい箇所が破れたら、その時にまた考えましょうと。とりあえずは一安心しましたが、またいつ再発するのかは分からず、この不安とは付き合っていかなければならないようです。
結論。
”私が”避けられない痛みや不安と再会した時は、
youtubeで動物チャンネルを流し、「世界の誰かのために戦った傷」の治療中と妄想しながら、おしるこを食べる。
ことにしようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

やっぱりおしるこ好きなんやん。。。