【ワンドの3】心は何通りあったって良い

ワンドの3の開運解説 小アルカナの世界

ワンドの3が象徴するキーワード

正位置:展望、進展、さらなる発展、未来への野心

逆位置:将来性がない、先見の欠如、予期しない遅れ

ワンドの3の解説・解釈

「ワンドの3」には、赤と緑のローブを着た男性が崖の上に立ち、背を向けて遠くを見つめている場面が描かれています。彼の前には3本のワンドが地面にしっかりと立っており、これは彼が自分の計画にしっかり取り組んでいることを示しています。

彼はワンドの2で立っていた安全な場所を離れ、この広い世界へ一歩踏み出して来ました。目の前に広がる海と遠くの山々を見渡し、ゆったりと進んでいる船を見守りながら、未来の新しい展開を想像しているようです。このことから、これから直面する挑戦やチャンスを象徴しています。

ワンドの3から学ぶ【ぶっとび考察】

ワンドの3イメージ

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。

だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。

私が小アルカナ「ワンドの3」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。

一番好きなものが何個あってもいい

私たちは体がひとつしかないため、幼い頃から当たり前のようにひとつだけの選択を強いられてきました。

どんな服を着るか、何を食べるかなど、小さな選択肢が連続する中で(一日に3万5千回の決断をするといわれています)ひとつだけを選ぶことを当たり前にしてきました。

たとえば、子供の頃「何が食べたい?」と聞かれ、

占気ユウ
占気ユウ

ハンバーグとカレーとステーキが食べたい!

なんて言って、

さんてつ
さんてつ

この贅沢者めが!!

なんて怒られた経験はありませんか?

くらげさん
くらげさん

ないです・・・

「朝ハンバーグ、昼カレー、夜ステーキ」、バイキングに行ってプラスお寿司まで食べられたよ、なんて幸福な方もいらっしゃるかもしれませんが、普通は「どれかひとつにしなさい」と言われることが多いと思います。

占気ユウ
占気ユウ

私の場合、カレーがいい!ってお願いして、ウキウキで家に帰ったら夜ご飯は肉じゃがだった、みたいなパターンばかりですが笑

美味しいからいいんですけど。

お腹はひとつだから、体の場合は仕方ないのですが、しかし、心は自由であってもいいと思います。心の中では、どんなことでも、無限の選択肢を無限に想像してもいいのだと思います。

おこさまからの学び

お絵描きをしている小さいお子様に「なに色が好きなの?」と聞くと「青が1番好き!」と言ったあとに「黄色も好き!」「あと紫も1番好き!」と誇らしげに答えてくれることがあります。常識的にランキング1位をひとつだけ選ぶことに慣れている自分の脳内が、子供たちの自由さに感動してしまいました。

ワンドの3は、今までやってきたことが認められ、ある程度の成果を出している状態で、新しいステージに向けて計画を練っているところだと解釈されます。目の前には無限の可能性が広がっており、いろいろな面で少し余裕が出てきているところでもあるのでしょう。このカードに出会った時は、好きなことやりたいことをいまいちど並べてみて「一番理想的な時間の使い方」を模索してみる時なのかもしれません。

自分の好きを認める「3つの約束」

1. 心は何通りもあっていいと認める
頑張りたい自分も、サボりたい自分も、どちらも自分の一部です。矛盾する感情があるのは当たり前のことで、それを否定せず「どちらも大切な声」として受け入れることで、自己肯定感が高まり、心が軽くなります。

2. 柔軟な心を育てる
自分の選択肢にストッパーをかけず、多様な感情があることを認めると、状況に応じて自然に切り替える力が育ちます。落ち込んでいる自分を受け入れつつ、元気を取り戻す方法を模索できる柔軟さが、変化の多い人生を前向きに進む助けになります。

3. 自分と他者を理解する
自分の心の多様性を認めることで、「誰の心にもいろいろな面がある」と気づけます。これにより、他者の感情や考え方にも共感しやすくなり、違いを尊重した豊かな人間関係が築けます。

「心は何通りもあっていい」ということを信じると、内面的な平和が生まれ、毎日がより充実したものになるはずです。

小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】

小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。

派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。

私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。

不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。

無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。

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