心はひとつではない|占いで気づいた「多面品格」という生き方と葛藤の正体

【多面品格】自分の惑星を使って楽にる 占い師の裏側

「正解は、どっち?」
「本当の自分は、どうなんだろう?」


これは、多くの方が抱える悩みです。

▶優しくしたいのに、ついイライラしてしまう。
▶頑張りたいのに、どうしてもやる気が出ない。
▶好きなのに、離れたくなる。

矛盾する感情に挟まれ、「どちらが本当の自分なのか」と立ち止まってしまう瞬間はありませんか?しかし、結論から申し上げれば、そのどちらも「本当の自分」なのです。

人の心は決して単一ではなく、いくつもの感情が同時に存在しているのが自然な姿なのです。

私自身、占いや星の世界からそのことを学んだとき、どれほど心が軽くなり、楽に生きられるようになったか分かりません。矛盾する自分をそのまま受け入れられたことで、生きる上での苦しさが、驚くほど軽くなったことを覚えています。

選択肢は一つ、でも心は多層的

現実社会はシンプルです。進学先も、職業も、結婚相手も、選べるのは常に一つだけ。デートの夕食も「和食か洋食、それとも中華?」のような選択を迫られます。

占兆ユウ
占兆ユウ

寿司とラーメンとポテトが食べたいです。

まりょくくん
まりょくくん

回転寿司に行きなさい。


私たちの心には無数の選択肢があるのに、実行できる体は一つしかない。このギャップこそが、生きづらさや「しんどさ」の正体なのです。

占いが教えてくれた「矛盾」の肯定

占術の世界に身を置いていると、この矛盾がより鮮明に見えてきます。

たとえば、星占いの世界には、12の星座、10の惑星、そして12のハウスという、基本となる構造があります。

生まれた日時や場所から作られるホロスコープには、どの惑星がどの星座やハウスに配置されているかが示されます。

くらげさん
くらげさん

生まれた時に、太陽が山羊座の位置にあれば、「やぎ座」ですね。

そして、惑星それぞれに意味があります。

太陽は社会性、
月は人間性、
水星は知性、
金星は美意識、
火星は衝動や攻撃性、
土星は秩序や制限

などを表しています。

ここで重要なのは、「どれを持っているか」ではないという点です。

くらげさん
くらげさん

すべて、持っています。

地球に生まれた人間である以上、占星術の観点から見れば、これらのエネルギーは誰もが等しく授かっているものなのです。

「自分には攻撃性がない」「自分には芸術性がない」そう思っていても、それは使っていないだけで、存在しないわけではありません。

タロット占いも同様です。
一枚が「前進」を促している横で、もう一枚が「休息」を説くことがあります。かつての私は「一体どっち?」と困惑しましたが、今は違います。どちらも、その人の中に確かに存在するエネルギーの動きなのです。

「多面品格」という考え方

人は多面的な生き物です。
その一つひとつの面に品がある状態を、私は『多面品格(ためん・ひんかく)』と呼んでいます」

かつての私は、自分の中にある矛盾を「多重人格のようなものではないか?」と思うこともありました。しかし、実際はバラバラに分裂しているわけではありません。

優しい自分も、冷徹な自分も。やる気に満ちた自分も、すべてを投げ出したい自分も。どれかを消す必要はありません。すべてがあなたを構成する、大切な「面」なのです。

「人格」ではなく「品格」と呼ぶ理由

ここで、一つ重要な前提があります。
それは、「すべての側面を認めること」と、「すべての行動を許すこと」は違うということです。

「どんな自分も自分だから」といって、負の感情に任せて誰かを傷つけたり、社会的な一線を越えたりしていいわけではありません。以前「愚者の記事」でも触れたように、本当の自由とは「生まれたままの姿で街を歩いてもいい」というような、無秩序なものではないからです。

社会の中で生きる以上、私たちは守るべきルールの中にいます。

湧き上がる感情(面)はすべて認めながらも、それをどう表現し、どの面を表に出すかには、自分なりの「規律」や「美意識」が求められます。

だからこそ、私はこれを単なる「人格」ではなく、『多面品格』と呼んでいます。

自分の中にどんなにドロドロした感情や未熟な面があったとしても、それを自覚した上で、その場にふさわしい自分を自らの意志で選ぶ。その「選択」の中にこそ、大人の品位が宿ると信じているからです。

「どの自分を使うか」を選ぶ自由

自分の中の「多面的な品格」を保った上で、大切にしてほしいことがあります。それは、自分の中に湧き上がる「どんな感情も、当然存在していいものだ」と認めることです。

例えば、接客の失礼な店員さんに出会ったとき。
「修行だと思って許す自分」も、「正当なクレームを入れる自分」も、どちらもあなたの中にいていい。むしろ、状況に応じてその両方を使い分けられるようになることが、真の意味での「余裕」に繋がります。

もし、あなたがいつも自分を抑えて「許してばかり」いるのなら、時には火星のエネルギーを借りてみてください。勇気を持ってNOを伝え、適切な主張(クレーム)をしてみる。

逆に、いつも正義感から「怒ってばかり」いるのなら、木星や金星のような包容力のある星のパワーを意識して、あえて「許してみる」という選択をしてみる。

「これしかできない」のではなく、「どちらもできる」という手札を持っておくこと。

「許すこともできるけれど、今はあえて伝える」

「怒ることもできるけれど、今はあえて流す」

両方の行動を選べる自分だからこそ、一つひとつの選択に重みが生まれ、そこにあなたの「誇り」が宿るのです。

くらげさん
くらげさん

かつてユウさんも「文句を言う練習」をさせられてましたね。

占兆ユウ
占兆ユウ

あれからクレーム対応が得意になりました!

選択の自由は、いつだって私達の手の中にあります。

そして、あなたの中には、燃え上がるような情熱的な星も、氷のように冷静な星も、最初からすべて宿っているのです!

まりょくくん
まりょくくん

それでこそ人間だ!

注:当サイトのタロットカードの意味・解釈は、ライダー・ウェイト版(Rider-Waite-Smith)に基づいています。

記事作成者
占兆ユウ

【お返事タロット管理人/タロット占い師】
「なぜ、こんなに辛い思いをするのか…」 答えを探す中で、タロットカードと出会いました。タロット占いは、辛い経験を意味あるものに変え、『魂からのメッセージ』としてお返事を届けてくれます。

これまでの鑑定経験と、販売員時代に培った『人の心の本質を読み解く』スキルを活かし、あなたの『なぜ?』に寄り添います。

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