【カップの8】執着なんて手放してしまえ

カップの8の開運解説 小アルカナの世界

カップの8が象徴するキーワード

正位置:撤退、心境の変化、旅立ち、現実逃避

逆位置:再挑戦する、優柔不断、目的がない、現状維持

カップの8の解説・解釈

「カップの8」では、男の人が8つのカップを残して歩き去ろうとしてます。カップが並んでいるところをよく見ると、1つのカップが足りないように見えます。これは、心の満足や幸福感が足りないことを示しています。男の人はそのカップを背にして、失望した気持ちで山へ向かって歩き出しています。

近くの川は彼の感情を表していて、山はこの先の旅が簡単ではないことを示していますが、長い目で見て本当の幸せを得るためには必要なことだという意味です。夜空に浮かぶ月が、彼の進む道を照らしています。彼は夜のうちにこっそりと出発しているので、このカードには逃げるような意味も含まれているかもしれません。

カップの8から学ぶ【ぶっとび考察】

カップの8イメージ

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。

だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。

私が小アルカナ「カップの8」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。

執着の捨て方を知る

私たちの人生には、何度も「執着」に対峙する瞬間が訪れます。それは過去の出来事に囚われたり、人間関係や物事に対して執着することかもしれません。しかし、執着を手放すことこそが、心の平和や成長への第一歩だと気づくこともあります。タロットカード「カップの8」は、まさにその「執着を手放す」テーマを教えてくれるカードです。

このカードでは、男の人が満たされない心を感じながら、8つのカップを背にして新しい道へと歩き出しています。過去のものから離れ、未知の未来へ進むことが描かれており、私たちにも同じように、時には執着を捨てて新しいスタートを切る勇気を持つことが大切だと教えてくれます。では、どのようにして執着を捨てることができるのでしょうか?それは、過去にしがみつかず、自分にとって本当に必要なものだけを選び取ることに繋がります。

一つ前のカップの7のカードで、「ほしがりな自分を認める」ことを学んで、次のカードで欲望を手放せ、なんて…言ってることが矛盾していると思いますか?タロットカードは、当たる当たらないはもちろんですが、次に起こることに備えて心の準備や対策を考え、あらかじめ備えておくことができる、そここそがタロットの解釈や占いを学ぶ醍醐味だと思っています。

占気ユウ
占気ユウ

「執着する自分と捨てる自分、両方出来る自分であれ」ですね!

執着を捨てる8つのアイデア

  1. 過去を受け入れる
    過去の出来事や失敗に執着しても、未来は変わりません。過去を受け入れ、それを学びの一部として心の中で消化することで、執着を手放すことができます。
  2. 過度な期待はしない
    期待を持つことは時に素晴らしいですが、それが過度になりすぎると執着に変わります。無理に理想通りにならなくても受け入れる心を持つことが大切です。
  3. 物を整理する
    物理的に持ち物を整理することで、心も整理されます。不要なものや使っていない物を手放すことで、執着が減り、心のスペースが広がります。
  4. 完璧主義を手放す
    完璧を求めるあまり、結果に執着してしまうことがあります。完璧を目指すのではなく、進歩や成長を大切にし、完璧さを求めすぎないことが大切です。
  5. 感情を素直に表現する
    抑え込むことなく、自分の感情を素直に表現することで、執着から解放されます。怒りや悲しみ、喜びを感じることができると、それに執着せずに次に進むことができます。
  6. 誰とも比較しない
    他人と自分を比較することは、無意識のうちに執着を生むことがあります。自分のペースで生きることを大切にし、他人の人生を羨まないように心がけましょう。
  7. 「今」を大切にする
    過去や未来に執着する代わりに、今この瞬間を大切にすることが重要です。心を今に集中させることで、過去や未来に縛られることなく、自由に生きることができます。
  8. 手放す勇気を持つ
    時には何かを手放すことが、前進するために必要です。人間関係や物、考え方に執着しているとき、それを手放す勇気を持つことで新たな成長が始まります。

手放すことは、新しいものを手に入れると信じているということ。これらのアイデアを実践することで、執着を手放し、より自由で軽やかな心を育んでいけるでしょう。

小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】

小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。

派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。

私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。

不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。

無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。

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