【ペンタクルの2】腸内の乱れは、心の乱れ

ペンタクル2の開運解説 小アルカナの世界

ペンタクルの2が象徴するキーワード

正位置:バランス感覚、柔軟性、臨機応変、協調

逆位置:無秩序、その場しのぎ、適応できない

ペンタクルの2の解説・解釈

ペンタクルの2のカードには、2枚の大きなコインを左右にくるくる回しながら踊っている人物が描かれています。その軌道は無限を表す記号を象徴し、この人物がこのエネルギーをうまく管理できていることを示唆しています。この人物の後ろを見ると、これから起こる浮き沈みを予告するかのような2隻の船が荒波に揺れています。しかし、よく注意し集中して取り組めば、気楽に踊りながらでも、どんな混乱にも対処できることを示しています。

ペンタクルの2から学ぶ【ぶっとび考察】

ペンタクルの2イメージ

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。

だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。

私が小アルカナ「ペンタクルの2」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。

腸の乱れは心の乱れ?

タロットカードのペンタクル2は、バランスと柔軟性を象徴するカードです。カードの絵柄の、2つのコインをジャグリングする人物は、変化に対応しながら状況をうまく乗りこなすことの重要性を伝えています。

常に変化が伴う私たちの人生のどんな状況の時も、冷静にバランスを取りながら適応していくことが成功や安定につながるのだと教えてくれています。

占気ユウ
占気ユウ

いきなりですが、腸内細菌の話をさせてください

ヤクルト中央研究所のHP健康コラムによると、

脳と腸は、常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う関係にあります。この関係を「脳腸相関」といいますが、近年、脳腸相関に腸にすみつく腸内細菌が関与していることが分かってきました。そして、現在では、脳腸相関という概念は「脳-腸-微生物相関」という新しい概念に進化してきています。

ヤクルト健康コラム-腸脳相関③

という脳と腸に関する内容が書かれています。

つまりこの研究の進展により、自分の”腸の状態の変化が脳に伝わり、気分や感情という心の状態にも影響を及ぼすことが分かり、腸を整えることが、ストレスを緩和し、体の不調の改善につながる可能性が見えてきた” ということです。

柔軟に生きる腸内細菌とペンタクル2の教え

私たちの腸には、数百種類もの細菌が住んでいて、その中でも、善玉菌・悪玉菌・日和見菌 の3種類がバランスを取りながら共存していることが、健康のカギを握っているといわれています。

ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、ビタミンを作り、消化吸収を助け大腸菌などの悪玉菌はタンパク質を腐敗させ、アンモニアなどの有害なガスを発生させたり、便秘や肌荒れ、食中毒の原因を作ります

しかし、悪玉菌に属する菌が悪さをするのは異常繁殖した時だけで、腸内のバランスがとれていれば、悪玉菌が病原性大腸菌の増殖を防いだり、よい働きをすることもあるようなので、悪玉菌も人間に必要不可欠な菌なのです。

腸内細菌の理想バランスとは?

腸内細菌は、以下の割合が理想的だといわれています。

  • 善玉菌:20%(発酵分解活動を行う)
  • 悪玉菌:10%(毒性物質を作る菌)
  • 日和見菌:70%(どちらにも転ぶ中立的な菌)

このバランスが保たれていると、腸内環境は安定し、消化・吸収・免疫の働きがスムーズになります。しかし、どれかの菌が増えすぎると、腸内のバランスが崩れ、体調不良の原因になることがあります。

どの菌が多すぎてもダメ?

✔ 善玉菌が多すぎると?
一見、健康的に思えますが、腸内がアルカリ性に傾きすぎることで、一部の栄養の吸収が悪くなったり、免疫が過剰に反応しやすくなったりします。

✔ 悪玉菌が多すぎると?
悪玉菌が増えすぎると、腸内が腐敗しやすくなり、有害物質が発生します。その結果、便秘や下痢、肌荒れ、免疫力の低下につながることがあります。

人の腸内にいるほどんどの菌は日和見菌で、この日和見菌は、善玉菌が優勢な時はそれを応援するのですが、悪玉菌が優勢の時は一緒になって有害物質を作るなどの悪さをしはじめます。

さんてつ
さんてつ

人間の社会によく似とるな

くらげさん
くらげさん

「ひよってるやつ」が大多数なんですね

日和見菌のすすめ

日和見菌は、腸内で最も多く存在し、状況に応じて善玉菌・悪玉菌どちらの味方にもなる特性を持っています。これは、タロットのペンタクル2が示す「バランスを取りながら柔軟に対応する」考え方に通じるものがあります。

私たちの生活の中でも、「どちらにつくべきか?」を考える場面は多くあります。ソードの2で学んだ、「善悪をすぐに判断しないこと」だけではなく、日和見菌のように状況を見極め、良い方向に流れることを選択することも大切なのだと思います。

環境を整えれば、日和見菌は私たちの味方になってくれる。 これは、腸だけでなく、人生の選択においても重要な考え方ではないでしょうか?

ペンタクル2が教える「バランスと柔軟性」

タロットカードのペンタクル2は、「バランスを取りながら柔軟に対応する」ことを示すカードです。まさに、私たちの体の中の、腸内細菌の理想のあり方と一致しています。会社や学校、恋愛や人間関係、生活環境の不安定さに悩んでしまう時、自分のリズムを乱され、小さな出来事にイライラしてしまう時、ストレスを溜めずに正しい判断ができるように、自身の腸内環境を整えることを意識してみてください。

腸内環境を整えるには、「善玉菌を増やせばいい」という単純な考えではなく、食事や生活習慣を調整しながら、バランスを意識することが大切です。発酵食品を適度に摂る、食物繊維を意識する、ストレスをためないなど、日頃の小さな意識が腸の健康につながります。

ペンタクル2のメッセージのように、(腸内細菌の日和見菌のように)状況に応じて柔軟に対応することが、悩みやストレスとうまく付き合うコツだと思います。

小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】

小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。

派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。

私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。

不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。

無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。

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