ボイドタイムとは西洋占星術に基づく禁断の時間帯のことで”この時間帯に大事な契約や買い物をするとハプニングが起こりやすい”とされているそうです。

そんな時間帯があるなんて恐ろしいですよね!
ボイドタイムを知ってからは、私もこの”魔の時間”を気にしながら過ごしてきました。
自分の経験もふまえながらボイドタイムにやってはいけないこと、やっていいことを、もう一度しっかり調べてみました。
ボイドタイムってなんだろう?
「ボイドタイム(void of course)」とは、ホロスコープ上の惑星が滞在する天体の中で、最後にアスペクトを作ってから次の天体へと移動する際、どの惑星ともメジャーアスペクトを作らない時間帯のことだそうです。その時間帯には、惑星からのエネルギーが遮断された状態になるため、ボイドタイム(空白の時間)と呼ばれているようです。
簡単に言うと、ホロスコープ上の惑星が他の惑星と意味のある角度を作らない空白の時間の事で、実はどの惑星にもボイドタイムは存在しているんです。
単にボイドタイムというと、ホロスコープ上の惑星の中でも私達の感情に影響を与える「月」のエネルギーが無効になる時間帯のことを指すのが一般的です。
占星術では月が私達の感情や本能や内面的な生活を支配していると考えています。その月は、1つの星座に2〜3日間滞在し、約28日かけて12星座すべてを通過します。その間、滞在した天体のエネルギーを反映したり、他の惑星のエネルギーを反射したりして、私達にメッセージをくれています。
「月」の効力が弱い時間
「月のボイド時間中は月の効力が弱くなり、普段は抑えられている人間の感情や感覚が過剰に敏感・活発になるとされている。そのため、この時間の会議はやたらと長引いたり決裂したりして、よい結果を残せない。また、この時間中に決断したことや始めたことは、そのときには思ってもみなかったミスがあったり、当初の考えとは全く違う結末になったりすることが多いとされている」
wikipedia/ボイド時間
月のエネルギーが無効化されることで頭がぼんやりしたり、感情のコントロールがうまくいかずに理性的な判断ができなくなったり、意思がうまく伝わらなかったりするようです。
このボイドタイム、なんと1ヶ月に10数回、数時間から10時間以上の長いものまでが、やってきています。
ボイドタイム中はどう過ごしたらいいのでしょうか?
気をつける4つのこと
まずは、やらないほうがいいことを知りましょう。
この時間帯にはお客さんを鑑定しない占い師さんや、会議をしない会社もあるようですよ。

人生を左右するような大きな取り決めをする時は、とりあえずボイドタイムを確認してみましょう。
①大きな決断をしない
転職を決めたり、引っ越しの契約をしたり、旅行の計画を立てたり、新たな計画や重要な決定は避けたほうがいいようです。話が違う方向にそれていったり、すれ違いや勘違いでトラブルになる可能性がでてくるようです。
私もボイド時間には商談の約束をしたり、見積もりのメールを送ったりしないように気をつけています。
②大きな買い物をしない
高級なバッグや化粧品からシャンデリアや本革ソファ、ペルシャ絨毯やゴルフクラブや車など、大きなお金が動くようなお買い物は避けたほうがいいようです。いつもより判断基準が低くなっているので、あとで無駄使いをしたと後悔してしまいそうです。
今はネットショップで欲しい物を探すことが多いですが、ボイド中にはなるべくポチらないようにしています。
③新しい事を始めない
新規のプロジェクトや新しい企画を始めるタイミングにもボイドは避けたほうがいいようです。このタイミングで趣味や習い事を始めてもなかなかいい結果が出ないようです。今後大事にしていきたい事柄などは、体験の予約や申込みも控えたほうがいいらしいですよ。
初〇〇、ファースト〇〇を期待してしまう初デートなんかは絶対避けたほうがよさそうですね!!
④気持ちを伝えない
ボイドタイム中には感情が不安定になりやすいとされていますので、余計な一言で反感を買ってしまったり、勘違いで口論になり人間関係が悪化したりしそうです。また普段と違い平常心ではないので、間違ったうんちくで恥をかいたりしないよう注意してくださいね。
愛の告白やプロポーズにも向かない時間帯のようですので、予定のある方は今からボイドタイムをチェックしてみてくださいね!

応援しています!!
ボイドを切り抜ける4つの心構え
ボイト中に決定を避けるってことを知ってても、急に今がボイドタイム中だと気付いて、

「うわ。ボイドだから今日の会議は辞めとこ」
ってなるのも、ボイド中に決定したことになりそうですよね!?
もしそうなら、ボイドタイムだと気付いた時にはどういう行動をするのかってことを心構えだけでも先に決めておいた方がよさそうですね!
①決断の先送りをする
会議や契約重要で大切な判断をする場面とボイドが重なることもしばしば経験すると思います。「注意力が散漫になる時間帯なので、商談を延期しましょう」とはなかなか言い出せないですよね。そういう場合は、できるだけ結論を出さないようにした方が良さそうでした。その場で決定できそうな事でも、一度持ち帰ったり、後で変更ができるようにしておきましょう。
②たくさん妄想する
感情の抑制が効かないということは、普段思いつかないアイデアが出るかもしれないということ。こういう時にブレストすると大きく盛り上がるかもしれませんね。たとえめちゃめちゃいい考えを思いついても、ボイド中には決定しないことが重要です。まだ実行せずボイドを過ぎてからやるかやらないかを決定してください。
③自分時間を過ごす
瞑想や読書、ヒーリングやデトックス、ヨガやストレッチ、アロマやお風呂時間を楽しむ。月の女神様も今は休息中ですので、ボイド中は自分だけの時間を過ごすと良いようです。お部屋の掃除をしたり、アマプラの映画やネットフリックスのドラマを見ながらゆっくり過ごしても良さそうですね。
④普段通りに過ごす
ボイドタイムだからといって、街を歩いて身ぐるみを剥がされたり、騙されて契約させられたり、偽物を高額で買わされたりする、ということではありません。
あくまでも占星術的にホロスコープの月の作用が無効になっているという解釈なので、霊障にあったり、悪いことが続きますよって意味ではありません。感情が不安定→詐欺に合いやすいってことは考えられるのかもしれないですが、過剰に気にしたり不安になることはないようです。
なんだかんだまとめると「気にしすぎない」
私がボイドタイムを知ったのは「月刊ムー」を読んだときでした。その時はやってはいけない時間があるってことが、足かせをされて動きを制限されたような気持ちになりました。
それ以来、何か契約するたび、大きな買い物をするたびに、今は大丈夫な時間かな?と気になるようになっていきました。
好きの反対は無関心、というように今思えば「ちょっかいかけてくる意地悪な子なのに行動を目で追ってしまう」という「気になるのは好きになる手前」的な感じになっていたのだと思います。
これがボイドの魔力なのでしょうか?

たぶん、ちがう
今ではボイドタイムをカレンダーでばっちり管理していますが、必要以上に恐れずに、楽しんで解釈するようにしています。お休みになられいる月の女神様達、ヘカテー、セレーネ(ルナ)、アルテミス(ディアナ)、のお仕事を増やさないよう、静かに穏やかに過ごすことを心がけています。
今回改めて調べてみると、どの本やサイトの説明にも「気にしすぎるのは良くない」ってことを多くの方が書かれていました。
逆に考えてみるとボイドじゃない時間は休みなくエネルギーを送り続けていてくれている「月」という存在がいて、建物の中にいたり地平線に沈んでいたり、「月」が見えていなくてもずっとその効力に影響されている、ということですよね。ボイドを調べるとそのことに気付き、なんだかお月さまに感謝しなくちゃなって思いますよね🌛
最後までお読みいただきありがとうございました!