ローマ教皇や司祭や聖人の食事について調べてみました

教皇の食卓イメージ画像 コラム

ローマ教皇フランシスコさんは修道女が用意してくれる新鮮な自家製の農産物を使ったシンプルなバチカン料理を普段は口にしており、たまに社員食堂に現れることもあるそう。

基本的に出された食べ物はなんでも喜んで召し上がるそうですが、パスタは健康維持の理由から医師から減らすよう言われているようです。

きっかけはタロットカード

ある日のメッセージを
タロットカードで占った時に

まず出てきたのは教皇のカード。

タロットカード教皇

そしてキーワードカードを一枚引くと
「食」
という言葉が出てきた。

かなり安直に

「教皇や聖人のような質素な食事を意識せよ」

というメッセージだと受けっとてみたが、

正直なところ「教皇」がどんな生活をしているのか、何を召し上がっているのか、仏僧のようなに”お肉禁制”のような戒律があるのか?

そんなことも知らなかったので調べてみました。

ローマ教皇は何を食べているの?

カトリック最高職位のローマ教皇は、選ばれた人にバチカン市国という場所を提供するそうなので、教皇に選ばれた方が元々食べていた国の食事が提供されることが多いようです。

バチカン最高職位である教皇は世界中から選出されて就任する人で、神の大使に位置づけられます。実例では、フランシスコ(266代教皇、在位2013~、原国籍アルゼンチン)はエンパナーダ(アルゼンチン料理)を食べ、ベネディクト16世(265代教皇、在位2005~2013、原国籍:ドイツ)はソーセージを食べ、ヨハネパウロ2世(264代教皇、在位1978~2005、原国籍:ポーランド)はピエロギ(ポーランド風餃子)を食べる。人が故国のものを口にするのはごく当然のこと。よってもし日本人が教皇に選出・就任した暁には、バチカン市国の中にきっとお寿司やお味噌汁が登場するでしょう

世界の料理、各国料理について/バチカン料理

266代教皇であるフランシスコさんはアルゼンチン料理を食べていらっしゃるようです。

2019年11月にローマ教皇が来日された際に昼食会で、教皇随行団や大使館職員など約50名に料理の提供をしたイタリアンレストランのお話では

今回の料理は制約がなく、大使館から全てお任せしますと言って頂きました

イタリアンレストラン オリベート/special


と、特に禁制なくお召し上がりになられていることが伺えます。

また、

食べ物を捨てることは、貧しく空腹な人々の食卓から盗むようなものです

Throwing away food is like stealing from the table of those who are poor and hungry.

ロイター

と発言されたり、

喜びは神から直接やってくる。それはカトリックでもキリスト教でもなく、その他のものでもありません。それは単に神聖なもの

Pleasure arrives directly from God. It is neither Catholic nor Christian nor anything else; it is simply divine

食べる喜びと性的な喜びは神から来る

The pleasure of eating and sexual pleasure come from God.

などと伝えた、とも言われており、いき過ぎたり豪華すぎたりしなければ、シンプルに人間の喜びを受け入れていいのだなと感じました。

聖人や司祭の食生活について

調べていると2001年に聖人302人の記録から66聖人の食行動を整理された論文を見つけました。

その論文によると、修行のため、祈りと苦行のため、信者の罪を償うため、欠乏に慣れるため、救済のため、などの理由により、一定期間断食をする聖人が最も多いようでした。

普段から節食している聖人も多く、

節食というのは食欲にまかせて食べ物を腹一杯食べずに節制し,少量で食事に終止符をうつことと考えられる

教会の聖人たちにみられる食行動

貧しい人や病人に食べ物を分け与え、自分はとうもろこしと水ですませたり、少量のパンや少量の水やスープだけで粗食・質素を心がけていた聖人たちの行動を記録から読み取ることが出来ました。

占気ユウ
占気ユウ

期間限定チーズタッカルビ味のポテトチップスを食べながら記事を書いている自分が少し恥ずかしくなりました。

しかし「食べ物を粗末にする」ということはどの宗派を問わず一番愚かな行為だと思いますので、定期的にこの資料を見ながら、食について向き合っていかなければと思いました。

期間限定のチーズタッカルビポテチ!甘辛くて美味しかったです!

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