【ワンドの9】もうひとふんばりできるように経験を積む

ワンドの9の開運解説 小アルカナの世界

ワンドの9が象徴するキーワード

正位置:回復力、勇気、粘り強さ、信仰の試練、限界

逆位置:内面の資源、闘争、圧倒、防御、偏執

ワンドの9の解説・解釈

「ワンドの9」は、疲れ切った男性が杖を握りながら、前に立ちはだかる8本の杖を見つめているカードです。「もう戦いは終わったと思ったのに、まだ試練が続くの?」と思っているかもしれません。でも、これがゴールへの最後の試練。辛いけれど、ここを乗り越えたらついに目標達成!たとえ不利な状況でも、戦う意味を再確認して、耐え抜く力を試されるラストスパートの時です。

ワンドの9から学ぶ【ぶっとび考察】

ワンドの9イメージ

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。

だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。

私が小アルカナ「ワンドの9」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。

ときには粘り強い自分である訓練

人生には、確かにあきらめていいことや心配しなくていいことがたくさんあります。無理に続ける必要がない時や、過度に心配することで余計なストレスを抱えることもあります。しかし、このカードが示しているのは、今まさに「もうひと踏ん張りしてみませんか?」というタイミングだということです。

時には、あきらめずに粘ることで大きな成果や新たな気づきを得ることができます。そのためには、普段から「あきらめない訓練」をしておくと良いでしょう。日常的に、少しの困難に直面したときに冷静に対処し、粘り強く取り組む習慣をつけておくと、いざというときに力を発揮できます。

油断しないための「9つのチェックリスト」

  • 1. 目標を再確認する
    自分の目的や目標を明確にし、今進んでいる道が自分の夢や願いに繋がっていることを再認識しましょう。
  • 2. 進捗を振り返る
    これまでにどんな進歩を遂げましたか、小さな成果を意識して、自分の成長を感じることで、やる気を高めます。
  • 3. 挑戦をポジティブに捉える
    困難な状況も自分を成長させるチャンスの一環として捉え、学びの機会に変えましょう。
  • 4. 計画を立てる
    目標を達成するためのステップを明確にし、具体的な行動に移しましょう。
  • 5. 仲間と共有する
    同じ目標を持つ仲間と共有することで、新たな視点を得たり、モチベーションを高めたりできます。
  • 6. 自分を励ます言葉を持つ
    挫けそうになったとき、自分を励ますフレーズや言葉を用意していますか?
  • 7. 目標を小分けにする
    調子の上がらない時は大きな目標が負担になることがあるので、小さなタスクやステップに分けて、実行しやすくしましょう。
  • 8. 休憩を取る
    疲れたときは無理せず、休息を取ることで、また新たな気持ちで挑戦できます。
  • 9. 周囲のサポートを求める
    孤独に感じたとき、支えてくれる周囲の人々の励ましやアドバイスを受け入れ、一人で抱え込まないようにしましょう。

まとめ
ちょっとした課題や困難に対して「もう少し頑張ろう」と思えること、心が挫けそうになったときに「もっときつい事にも耐えてきたんだ」と自分を励ますとこで、大きなプレッシャーにも折れない心につながります。あきらめずに続ける経験をすることで、最終的には大きな成果を手にすることができるでしょう。

占気ユウ
占気ユウ

あまり良くない話かもしれませんが…

バブル時代を生き抜いたある熱血営業マンの方は、若い時に朝はジョギング、昼はバリバリ働いて、夕方はゴルフの練習場で接待、夜はそのままどこかの飲み会へ流れ込み接待&接待で毎日4次会5次会への参加も当たり前の毎日だった、なんて60代後半の男性とお仕事をさせてもらうと、そのタフさに驚かされました。

イベントで1日中立ちっぱなしでの接客を夜遅くまでこなしてもニコニコのピンピン元気。バックヤードではさすがに疲れた顔を見せますが、「若い頃はもっとやれた」「このくらいは全然なんてことない」と若い頃の頑張ってきた経験と比較して「まだやれる」とおっしゃられていました。

さんてつ
さんてつ

まだやれるわい!

無茶振りをされてイヤイヤ仕方なくやってた大変な仕事や作業をした経験が、あとで自分の経歴として活かせたり、自分のモチベーションやプライドになることは比較的多くあります。無理をするのは辛いですが、体力と相談しながら、思い切って挑戦してみることもよいと思います。

ワンドの9のカードからは「もう少し頑張ってみる価値がある」というメッセージを受け取ることが多いです。油断せず、少しだけ踏ん張ってみることで、思いもよらぬ素晴らしい結果が待っているかもしれません。

小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】

小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。

派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。

私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。

不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。

無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。

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