イング/22/ルーン文字占い解説

ルーン文字イング02 ルーン

ゲルマン共通ルーン24文字(空白のルーンを含めると25文字)のイング/イングズについて調べてみました。

ルーン占いでイングの意味は?

北欧神話の豊穣の神フレイを象徴するルーン(イングはフレイの古い時期の別名だそう)。時にはこの平和と豊穣の男神フレイに子孫繁栄の願いをかけることもあったそうで、子宝や家庭円満の意味を持つルーン文字でもあるようです。

イングを読み解くヒント

ルーン文字イング02
ルーン文字イング01

【ゲルマン読み】 イングズ(inguz)
【アルファベット】 ING(NG)
【意味】到達、達成、完了、満足

ルーン占いでイングが出た時の解釈

豊穣や完結を象徴するこのルーンに出会った時、今まで取り組んできた事が解決したり、達成したり、ひとまず一段落していくことを暗示しているようです。まだまだ完了の見込みが見えていない場合でも、そろそろ到達する準備を始めましょう、というメッセージかもしれないそうです。

このルーン文字はひし形だけのものとひし形の上下の線が飛び出した形と2タイプあるようですが、意味合いは変わらないようでした。

イングから見えてきたこと

収穫する

もし何かの答えを知りたいときにこのルーン文字に出会ったのであれば、今の自分に収穫できるものがあるかを考えてみるといいようです。

今あなたは何を進めていますか?その作業の終わりはどこですか?このルーンに出会った時、あなたが学ぶべきことは、もうすでにあなたの生活の中で実を結んでいるのかもしれません。

区切りをつける

今が自分の収穫の時期であることを認識したら、次にやるべきことは収穫後の片付けと次の未来への種まき。たとえそんなに結果が出ていなくてもそろそろ区切りをつけて新しい次のステージに進むための心の準備が必要なのだそうですよ。

生命力があふれる

豊穣や達成の象徴とともに、繁栄や多産など肉体的な愛情を表している場合もあり、恋愛での性的なエネルギーが高まっていて、男性・女性としての幸福感に意識を向ける時期なのかもしれません。

逆位置の場合は..

このルーンをひっくり返しても
見え方は同じですので、
逆位置は考慮しません。

イングが示す豊穣のタイミングとは

このルーン文字の解釈のことを調べてみて多く共通していることは、「完了の時期」をお知らせしてくれているということでした。

たとえ目指すゴールにまだまだ遠くても、先が見えなくても、もう少し頑張りたいと思っていても、こちらの気持ちには関係なく「そろそろ時間です」と言われてしまいます。仕事や恋愛、家庭環境、進めているプロジェクトに於いて「そろそろ収穫の時期」だといったん区切りをつけて考えてみなさいと教えてくれているようです。

取り組んでいることなんかに成果がでるタイミングで巡り合うことが多いのですが、もしなにも成果が出そうにないときは、「はやくケリをつけちゃいなさい」なんて強制終了のお知らせなのかもしれません。そして「収穫」があったにせよ何も感じられなかったにせよ、手放しで喜んだりただ途中辞めで完了するというよりも、次の収穫に向けての準備するってことも同時に解釈に組み込まれていました。こういうところが神秘の古代文字ルーンの面白いとこだと思います。


占気ユウ
占気ユウ

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後で調べたいこと

ギリシャ神話にデメテルという四季にも大きく関係している豊穣の女神様がいます。(タロットカードの大アルカナの3女帝とも言われたりしています)豊穣の神様というと女神様というイメージが強かったので、北欧神話のフレイも最初は女神様と思っていました。

実際には大変美しい男神でありまして、双子の妹にフレイヤという愛と豊穣を司る性に奔放な女神様がいるようでした。男性的な豊穣と女性的な豊穣で若干意味合いが違ったりするような気がしました。この辺の神話の関係性も大変面白いのでいつか調べたいなと思います。