ゲルマン共通ルーン24文字(空白のルーンを含めると25文字)のアンスール/アンスズについて調べてみました。
ルーン占いでアンスールの意味は?
神、主に北欧神話の主神であるオーディンを象徴するルーン。その神から人間の精神活動に必要な発声器官や言葉を与えられたことから、口や言葉の意味を持つルーン文字でもあるようです。
アンスールを読み解くヒント
【ゲルマン読み】 アンスズ(ansuz)
【アルファベット】 A
【意味】返事、コミュニケーション、情報
ルーン占いでがアンスール出た時の解釈
コミュニケーション
このルーンに出会った日は、言いたいことがきちんと言えたり、伝えたいことがきちんと伝わったりと、自分の思いを発信しやすい日なのだそうです。
会議やミーティングで発言をしたり、手紙やメールを書いてみたり、SNSで発信してみたり、言葉や文章を大事にしながらコミュニケーションをすると、良い結果になりやすいそうです。
うまく言葉が出なかったり、気持ちを表現できなくても、なんとなく思いが伝わったり、ニュアンスで分かり合えたりと良い関係が築けそうです。
有益なメッセージを探す
もし何かの答えを知りたいときにこのルーン文字に出会ったのであれば、専門の知識を持った人に話を聞くということが近道なのかもしれません。
自分の中にある直感や閃きを信じて行動しても良いのですが、餅は餅屋、あなたの悩みを既に乗り越えた人や、あなたの知りたい答えに先にたどり着いた人を探してみましょう。あなたを導き、有益なことを教える賢い人を探す時が来たというお知らせかもしれません。
直接話せる人がいればたくさん質問をしてみたり、悩みを相談してみましょう。また、図書館や新聞記事、インターネットのウェブサイトや、youtubeや音声型SNSなどでも、たくさんの専門家が情報を発信していますので、自分の知識や見識を深めるために学ぶつもりで調べていると、偶然、良い答えに出会いそうです、
メッセージを探す
アンスールはメッセンジャーのルーンでもあるそう。
アンスールに出会ったときは、嬉しい情報やためになる知識など、今後役に立つかもしれない情報に出会いやすい時でもあります。音楽や詩に触れてハッと理解したり気付いたりする事があるかもしれません。注意して言葉に意識を向けましょう。
見るともなくつけているテレビの中から、また街中で知らない誰かの話している言葉の中なんかに、精神的な目覚めのヒントを隠してくれているかもしれませんから。
逆位置の場合は..
アンスールの逆位置は、トリックスターで悪戯好きの神・ロキに支配されるともいわれています。邪悪で移り気で平気で嘘をつくこの神様のルーンと出会ってしまったら、嘘の情報や悪い噂に惑わされないように気を付けて下さい。良くも悪くも情報が多く判断が難しかったりするので、持ち越せる決断は先延ばしにしても良いのかもしれません。
また、しっかり注意事項を伝えたつもりなのに、おかしな方向に伝わってしまった、などの思わぬ誤解やトラブルにも注意が必要です。
言葉と知識と知恵と
2番目のウルで本能的なエネルギーを学び、3番目のソーンでの規律によって鍛えられた経験は、4番目のアンスールへと繋がっていきます。北欧神話ではオーディンが人類の学びと成長のためにルーンの知恵と情報を与えたそうです。このことからアンスールはコミュニケーションのルーンとも呼ばれています。
文字のない時代、次の世代へと受け継がれる知識は物語や言葉に乗せて伝えられてきました。このアンスールも言葉や発音、発声や呼吸の中に宿っているようです。あくまでも人から人へと話す言葉を通して意味をもたらせてくれるという印象です。answer(答え)の語源もこのアンスールのようでした。
なんとなく今の私はマザーテレサの言葉を思い出しました。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
行動から運命へと繋がっていくために、この「言葉」という存在はとても重要なんだと改めて認識させられますね。
ですが、ここで神様から貰った「言葉」や「知識」はあくまでも情報という意味だそうで、自分の経験から生まれる「知恵」は6番目のケンの担当のようです。サポート担当とかあるんですね(笑)。オーディンと繋がりたくて「知恵を与えて下さい」ってルーンサポートセンターに魔法電話をしたとしても、燃え盛るケンの炎に繋がるってことですよね。
簡単に言うと、「知識」とは情報を認識・理解すること 「知恵」 とは現象を選別し判断することだそうです。情報も情報を活用することも、どちらも大事だということですね。ですがアンスールはまだ知恵までは与えてくれません。与えてくれるのは、あくまで情報としての知識までのようです。
会社の経費でいろいろな機能がたくさん付いたハイスペックなパソコンを購入してもらったのに、ソリティアをするくらいしか活用できなかったお偉いさんを思い出しました。あの方にはケンの燃える[知恵の火]が必要だったということですね。
最後までお読み頂きありがとうございます!
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