ペンタクルの7が象徴するキーワード
正位置:実力不足、成長、長期的な視点、報酬、忍耐
逆位置:短気、未完成の仕事、先延ばし、努力不足
ペンタクルの7の解説・解釈
ペンタクルの7は、鍬に寄りかかった人物が描かれています。時間をかけ育てた豊かな庭で、果物や花、緑の植物からぶら下がっている7つのペンタクルを眺めながら、ひとやすみしている場面のようです。しかし、この人物の表情に注目してみると、成果に納得がいっていないのか、一生懸命働きすぎたのか、憂鬱そうな、少し疲れているように見えます。
成功は懸命な努力や忍耐から生まれますが、このカードは、やり過ぎて疲れ果てないようにということも示唆しています。
ペンタクルの7から学ぶ【ぶっとび考察】

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。
だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。
私が小アルカナ「ペンタクルの7」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。
誰かと比べて落ち込むこと、ありませんか?

みなさま、こんにちは!
日常を好転させるタロット占いをしていますユウと申します。今日は、小アルカナの中で「成長の途中」を表すカード、ペンタクルの7をテーマに、「小アルカナの知恵を実践する」ということについて一緒に考えていきたいと思います。
人は比べる生き物
人間は本能的に周囲を見て、自分の立ち位置を確認する生き物です。友達の成績が良かったり、SNSで誰かのキラキラした日常を見たりすると、「自分はダメだな」と思うこともあるかと思います。
比較することで学び、成長することもできるので、比べること自体は悪いことではないと思いますが、もし誰かと比べて落ち込んだり、傷付いたりすることが多いなら、

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「比べること」について考えてみてもいいのではないでしょうか。
ペンタクルの7の教え「今、何と比べてる?」
さて、ここでは、「どうして落胆するのか?」という話をしたいと思います。皆さまは、がっかりした時、どういう思いを感じることが多いでしょうか?
ペンタクルの7は、努力の途中にいることを示すカードです。頑張っているのに「成果が思うように出ない」と感じる気持ちと近いかもしれません。それは、周りにいる、もっと早く結果を出している人に目がいっているのかもしれませんし、何かの基準や物差しと比べているからなのかもしれません。

「自分のペースでしっかり進むことが、最終的に一番の成功につながるのだ」
なんてことは分かっていても、人は、焦ったり落ち込んだりしてしまうもの。
そんな時こそ、自分に問いかけてみましょう。
「私は今、何と比べているんだろう?」
「比べて落ち込んでいる?それとも燃えている?」
誰かと比べてテンションが下がったり「自分はダメだ」と落ち込んでしまうようなら、少し視点を変えてみるのもいいかもしれません。
落ち込む時間は、成長する時間に変えられる
このカードの人物のように、あなたも7つの実りを持っていたとします。社交性、仕事の速さ、足の速さ、肌の綺麗さなど、人それぞれ自信のあるものや苦手なものも、キラキラと実っています。
その実りを見て、この人物のように納得がいかない顔で、落ち込んだり、改善点を探している時には、まず、比較している自分を客観的にみること、自分が「誰かの何か」と比べていることを知ることが大事だと思います。
そこで嫉妬したり相手への愚痴が出てくるようなら、比較している対象を、
- 認めてみる
- 心の中で褒めてみる
- 目標にしてみる
そうすることで、落胆を飲み込み、目標に向って成長するパワーに変えることが出来るかもしれません。
ペンタクルの7が示すように、成長には時間がかかるものです。大切なのは、比べることではなく、自分がどれだけ進んできたかを認めることだと思います。
他人に比較されたときの心の守り方
ときには、誰かから「○○さんはもっとすごいよ」と比べられることもあると思います。そんな時、体調が悪かったり、自己肯定感が低いタイミングだと「やっぱり私はダメなんだ」と思い悩んでしまうこともあります。
でも、誰かの評価は絶対ではありません。ペンタクルの7のかーどの人物のように、自分の実りとしっかり向き合い、強みや魅力を考え、弱さや欠点もちゃんと受け入れ、自分の価値観で評価する癖をつけていれば、他人の言葉に過剰に反応しない強さを鍛えられ、気持ちが楽になっていくと思います。
他人の評価もだいじですが、自分の基準や理想を持っていることが心がぶれない人の特徴でもあります。

SNSに「いいね」が7つしか付かなくても僕は平気です!

それはそれで向上心がないような・・・
自分の成長を信じて
ペンタクルの7のカードに出会ったあなたは、今まさに努力の途中にいるのではないでしょうか。周りと比べるよりも、「過去の自分」と比べてみるのもおすすめです。少しずつでも前に進んでいるなら、それは立派な成長です。
比べてしまう気持ちと上手につきあいながら、自分のペースを大切にしていきましょう。あなたの努力は、必ず未来につながると思います。
この記事が、日常を好転させ、今までとは違う新しい世界を広げるきっかけとなれば幸いです。
小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】
小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。
派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。
私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。
不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。
無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。
●【小アルカナの世界】未来を変える「小さな魔法」はこちらから