【カップの6】優しく親切になる練習

カップの6の開運解説 小アルカナの世界

カップの6が象徴するキーワード

正位置:過去を振り返る、童心に反る、無邪気さ

逆位置:過去への執着、トラウマ、遊び心の欠如

カップの6の解説・解釈

「カップの6」では、少年が身をかがめて花の入ったカップを少女に渡す優しいシーンが描かれています。少女はその少年を愛と尊敬の気持ちで見上げています。この場面は、無邪気な愛情や優しさの象徴です。また、登場人物が子供であることから、子供時代の思い出や純粋な心を表現しています。

背景に登場する年配の男性は、まるで「もう大人の問題に悩む必要はない」と言っているように、遠くを歩いています。これは、無邪気で自由な時間を楽しんでいるような感覚を示しており、過去の心配事から解放された状態を象徴しています。また子供たちは大きな家の中庭に立っている姿が描かれており、安全で快適、安心して過ごせる場所を意味しています。カップの6は、過去の思い出や愛、そして無邪気な時間の重要性を強調しています。

カップの6から学ぶ【ぶっとび考察】

カップの6イメージ

タロットカードの大アルカナは運命や転機、人生で避けられない出来事や重要な学び、精神的成長など大きなテーマや課題を象徴し、小アルカナは日常の小さな選択や小さな出来事など現実的な人間関係や課題を象徴しているといわれています。

だからこそ小アルカナの1枚1枚を大切に読み解き、日常に潜む小さな気づきを大切にしたいと感じます。

私が小アルカナ「カップの6」から学んだ、ぶっとんだ「毎日にそっと寄り添う、小さな魔法」をお伝えします。

人には必ずストーリーがある。

カップの6は、過去や思い出、そして子供のような純粋さを象徴します。このカードに出会った時は、相手の過去や背景に目を向けることの大切さも教えてくれます。

たとえば、道端で急いでぶつかってきた人がいたとして、「何を急いでいるんだ」と怒る前に、その人がもしかしたら大事な病院の予約に遅れそうなのかもしれないと想像してみたり、感じの悪い同僚も、もしかしたら前日、家族とのトラブルで眠れなかったのかもしれない、あるいは何か不安を抱えているのかもしれない、と考えてみたりしてみます。

他人には、私たちの知らない物語が必ずあるのです。たとえそのストーリーを知ることができなくても、「この人には自分が知らない苦労や過去があるかもしれない」と想像するだけで、相手に対する反応や接し方だけでなく、自分が受けるストレスも変わると思います。カップの6が示すような、過去や思い出を理解する心を持つことで、もっと人に優しく親切に接することができるのです。

カップの6、人にやさしくなれる6つのヒント

  1. 誰にでも「過去」がある
    カップの6は、子供たちが無邪気に遊んでいる姿が描かれています。誰もが過去に無邪気だった時期や、経験してきた出来事があります。好きになれない人でも、実はその人の子供時代やプライベートに触れると、意外と共感できたり理解できたりします。まずは、相手の過去を想像してみることが、優しさへの第一歩です。
  2. 相手の目線で考える
    相手の今の態度や言動は、過去からなんらかの影響を受けているかもしれません。その人がどうしてそのような行動を取るのか、少し深掘りして考えてみることが、理解と優しさに繋がります。
  3. 過去の自分を思い出す
    過去の自分を振り返ることで、他人に対する優しさも湧いてきます。自分が過去に苦しんでいた時期や、助けてもらった経験を思い出してみて。その時の「優しさ」に救われた感覚を、今度は他の人に向けてみましょう。
  4. 一瞬の親切が大きな意味を持つ
    カップの6では、少年が花を少女に渡すシーンが描かれています。ちょっとした親切や思いやりの行動が、相手にとっては大きな意味を持つことがあります。小さな行動が、相手に大きな感動を与えることがあるので、日常的に親切を心がけましょう。
  5. みんな違ってみんな良い
    人それぞれに違う背景や経験があります。カップの6が示すように、過去の経験がその人を作っているということを理解しましょう。意地悪な言動があったとしても、その背後にある理由を見つけようとすることで、無意識にその人に優しく接することができます。
  6. 感情の癒しが他者の癒しにも繋がる
    カップの6は、癒しのカードでもあります。自分の感情を癒し、過去の痛みを乗り越えることで、他人にも優しくなれるのです。自分の傷を癒し、穏やかな気持ちを持つことで、相手にもその穏やかなエネルギーを分け与えることができます。

カップの6のメッセージを元に、「人に優しくなる」ための視点や心の持ち方を学べるヒントを意識してみました。相手を深く理解し、過去の背景を想像することが、より思いやりのある接し方を作り出す力になりますね。

小アルカナから学ぶ【未来を変える、小さな魔法】

小アルカナは、日常生活や具体的な状況を象徴するカードだからこそ、私たちの身近な出来事や感情に深く寄り添ってくれる存在だと思います。

派手さや目を引く象徴性では大アルカナに譲る部分があるかもしれませんが、小アルカナの中に隠された、私たちの日々の選択や課題を丁寧にリーディングすることで、その中に秘められたメッセージや可能性を見つけることができると信じています。

私もこれまで、悩みを相談して「大丈夫だよ」や「なんとかなるよ」と言ってもらうと、その瞬間は心の支えになることがありました。しかし、具体的にどう行動すればいいのかは分からず、結局は立ち止まったままでいる自分に気づくことも多くありました。そんな中で、タロットカードの世界の解釈に触れ、少しずつ楽に生きられるような考えが出来るようになりました。

不思議なことに、考え方を変えることで私たちの運命も大きく変わります。

無理なく自分らしい見せ方や立ち振舞いを知ることで、自然と人が寄ってきたり、運が良くなることもあります。どんな困難があっても、無理をせず「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになる。それこそが、まさに「日常をやさしく変える小さな魔力」です。そんな技術をお伝えしたいと思っています。

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