占いアカウントでSNSデビューする前の注意点

注意イメージ 心象タロット

こんにちは。

どこにも所属せず、ネットだけでタロット占い師としてやっていけるのか?と疑問に思い、いままで、様々な占術を学び、様々なコンサルに相談し、様々なプラットフォームを使ってきました。

SNSでも名前や発信内容を変えた複数のアカウントを運用しながら、個人で営業するたくさんの占い師さん達と交流してきました。

そのなかで感じたことを「今から占いを始めようされているあなた」にお伝えしたいと思います。

プロの占い師になりたいか?

あなたがタロットカードを手にする理由、自分で占いを学び始める理由はなんでしょうか?

・自分や身近な人を占ってあげたい
・占いで収入を得たい


おおきく分けて、占いで金銭を得るか得ないかの2通りの答えがあると思います。

私を含め、私が出会った多くの人は

今は自分や身近な人を無料で占うが、いずれ有料で占えるようになったらいいな

という気持ちを秘めてタロット占いを始められていました。

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いずれにしても、占いを始められたら是非ツイッターやインスタグラム、アメブロやNOTEなどのSNSやブログ運営を始められる方は多いかと思います。

占いアカウントを始めると、他の占い師さんと交流したり、学びがある発信に触れたり、コメントをもらってお返事を悩んだりと、占いの知識だけではなく自分の思いを発信する表現力も身についてきます。

その反面、成功している人や成功したふりをしている人、文句ばかり言っている人などの嫌な発信を目にして自信をなくしたり、落ち込むこともあると思います(実際にそんな方を見てきましたし、ご相談もお受けしています)。

そんな時は「自分のポジション」を再確認することが大切だと思いました。

システムを売るかサービスを売るか

商業目的ではなく自分の占いをただ発信している場合は、どんなことを言われてもノーダメージだと思いますが、のちのち占い師として集客のためにSNSを使おうと思っている場合、まず自分は「占い師」になるのか「占いの売り方を教える先生」になりたいのか考えて交流しないと、嫌な思いをしたり、疲れてしまったり、トラブルになって、タロット占い自体を辞めてしまうことになりかねません。

せっかくタロット占いに出会ったのに、誰かのせいでタロットを嫌いになるのはとても悲しいことです。

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システムを売る人

たとえばSNSで、フォロー数200人くらいに対して、フォロワー数が数千人くらいの規模の方は、たいていシステムを売っていることが多いです。まずは「無料」で顧客を集めて、興味を持った人に高額なセミナーや講座を売る方法です。

こういう場合の「ターゲット(お客様)」は同業の占い師で、売りたい商品は「売れるようになる講座やそのシステム」なので、多くの人の目に留まるように過去にバズった内容を焼き直したり、少し刺激的な内容や同業種への文句を言ったり、売れてない人を焦らせるような内容の発信が多いです。

興味のある人に無料のメルマガや安価な記事の購入させ、ふるいにかけられた人に高額な講座を購入させます。
(占いのやり方よりも、同じように「占い師に占いを売る」やり方を教えていたりします)

サービスを売る人

逆に、1時間いくらでの占いというサービスを売っている方の「お客様」は悩みを抱えている一般の方たちなので、サービス内容は「占いでお悩みを少しでも解消すること」です。

ですので、フォロー数とフォロワー数が同じくらいになることが多く、発信内容もポジティブなものが多いような気がします(これはかなり個人差があります)。

そしてこの先生方は純粋に「占いのやり方」を一般の人にでも、すでに占い師の方にでも教える講座を開かれていることも多いです。

占いには2種類ある

占い解説

実際に上記の「占い」というサービスを販売されている占い師さんの発言や発信を毎日見ていて気がついたことは「占いには2パターンある」ということです。

どういうことかと言うと、

「占術の歴史や伝統を守ることに重きを置く占い」と

「お客様の悩みを解決するためのツールとしての占い」

の2パターンの考え方があり、しばしばお互いにディスったり言い争ったりする場面を見るのですが、そもそもそれぞれのゴールが違うので、心の底からは理解し合えないのだと思います。

歴史や伝統を優先する

たとえば「占術の歴史や伝統を守ることに重きを置く占い」の場合、占星術や紫微斗、人相占いなど、それぞれの方法論にのっとって占いが進みます。勉強する知識量も多く、とてもプロ意識の高い方が多いです。

「あの占い方法は間違っている」とか「こういうマインドが正しい」とか「占う時に教科書を見てはいけない」というような決められたルールや正解のあるような発信で議論しがちです。

問題の解決を優先する

「お客様の悩みを解決するためのツールとしての占い」を使っている場合のゴールは「お客様の心が楽になること」なので、占術のルール通りに出来なかったり、少しくらい解釈ややり方が間違っていたとしても「お客様のお悩みが解消した」のなら、それで正解としている場合が多いような気がします。

もちろん、お悩みを解消できるように占術の勉強はしますが、お話を傾聴したり、希望を見つけ出し共有することでカウンセリングのような効果もありますが、良いことばかり言ういわゆる”アゲ鑑定”というものも起こりやすいです。

「お客様の悩みを解決するためのツールとしての占い」が、タロットやオラクルカードに多いのは、そもそもタロットカードが”創造的誤読”を繰り返してきた歴史があるので、感性や霊感を使ってリーディングする方が使いやすいツールであるから、だと思っています。

まとめ

自分が感じたことをまとめていると、文句ばかり言ったり、同業者を批判することで自分の正しさを表現する方になりたくないですし、あなたにそういう方の攻撃で心を折られて欲しくないですし、そういう方にもなって欲しくない、そういう方が増えて欲しくないという思いが強くなりました。

タロット占いは楽しいです。これから、たくさんの動画やテキスト、実践で感じた経験を積んでも楽しむことや思いやりを忘れたくない、忘れて欲しくないと思ってしまいます。

プロの占い師を目指す場合は、待機ノルマがあったり「霊感」を歌わされることがあるようですが、どこかの電話占いサービスに所属するのもいいかと思います。(SNSで発信していると「所属しませんか?」と声をかけてもらえることも多いです)

智慧 ( ちえ ) の実を食べると、人間は、笑いを失うものらしい

とは太宰治「正義と微笑」の中の一説。

そしてすぐその後にこう付け加えています。

微笑もて正義を為せ!

最後までお読み頂き、ありがとうございます!

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