究極のYES/NO診断で「禁断の質問」を占ってみた。

究極のYES/NOスプレッドアイキャッチ タロット図鑑

タロットのYES/NO占いは、シンプルで簡単です。

「復縁できる?」
「あの人は私を好き?」
「転職していい?」


問いかければ、はっきりと答えを示してくれます。
けれど、実際の鑑定現場では、

「NOという結果は納得した。でも、どうしても期待してしまう自分がいる」
「YESと言われたけれど・・・(納得できない)」


ということが起こります。

もちろん、通常の1枚引きでも「カードの意味」から理由を解釈することは出来ますが、人の心は、一つの答えを突きつけられても、その裏側で別の感情が渦巻いているものです。

そこで私が実践しているのが、結論を出すことではなく、「自分の中に同居するYESとNOを考察する」ための診断です。
それが、「究極のYES/NO診断」なのです。

まりょくくん
まりょくくん

究極のYES/NO診断!!

「究極のYES/NO診断」を構成する6つの視点

この占いでは、以下の6枚で一つのスプレッドとしています。

・①理想(本心): 自分が本当に望んでいる結末
②ブレーキ(障害): 行く手を阻む具体的な壁
・③必要な理由: なぜYESが必要なのか
・④不要な理由: なぜNOが不必要なのか
・⑤YESの根拠: 「YES」のポジティブな要因
・⑥NOの根拠: 「NO」の場合のネガティブな要因

究極のYES/NO診断の展開法

この6つの問いから、YES・NOをすぐには判断せず、「YESだった場合」「NOだった場合」の両側面を占い、納得のいく判断が出来るようになる、というものです。

例:「復縁できますか?」という問いの場合

①理想のカードは、
・YES(正位置)→復縁することが理想
・NO(逆位置)→復縁しないことが理想
として読みます。ここで逆位置が出ると、口では「復縁したい」と言いつつ、魂の深い部分では「もう戻らない方が幸せかも」と思っている、なんてことが多々あります。タロットは、自覚のない本心をよく暴くのです。

②ブレーキの場所は、YES/NOではなく、理想に対して障害やブレーキがあるかを読みます。

③必要な理由 / ④不要な理由
ここでは、
・復縁が必要な理由
・復縁が不要な理由
という 2つの側面を読みます。

例えば
・必要:ソード3(正位置)
・不要:カップ4(逆位置)
だった場合、心は復縁を求めているが、生活面では復縁を必要としていないと読むことができます。

⑤YESの理由 / ⑥NOの理由

最後に、
・YESになる理由
・NOになる理由
この2つを読みます。

つまりこの占いは、YESかNOを決めるだけではなく、YESとNOの両方の根拠を探る占いです。

だからこそ私はこれを、究極のYES/NO診断と呼んでいます。

くらげさん
くらげさん

究極のYES/NO診断!!

パラメータータロットとの組み合わせ

もし、さらに「YESの度合い」や「現状のパワーバランス」を視覚化したいなら、私が考案した「MP(魔力)分析」と組み合わせるのもおすすめです。

イエス・ノー画像

例えば、「YESの理由」に出たカードのエネルギーを1〜5の星で数値化してみる。そうすることで、「YESだけど、今はまだパワー不足(星2)」といった、より精密な診断が可能になります。

※詳しい数値化の方法は、こちらの記事で解説しています。
👉 [【魔力計測】今の運気を数値化する「MP分析」]

【検証】タロットに「禁断の質問」を投げてみる

このスプレッドを使って、占い師がもっとも回答に窮する、あるいはタブーとされる「禁断の質問」を試してみました。

検証①:ギャンブル運(宝くじ)を占ってもいいですか?

まずは、もっとも「欲望」に直面する質問。「ギャンブル運や宝くじについて占っていいのか?」について、タロットの真意を測ってみました。

究極のYES/NO、事例1

①理想(本心):【戦車】
本心は「YES!もちろん占ってOK!」という超・前のめりなエネルギー。「運は自ら勝ち取りに行くものだ」と、かなり好戦的に構えている感じもしますね。

占兆ユウ
占兆ユウ

個人的には、ギャンブル運でも宝くじでも、ガンガン占っていいと思っています。

まりょくくん
まりょくくん

当たる保証はないけどな!

ブレーキ(障害):【ワンドのクイーン】
一方で、ブレーキには、冷静で現実的で「自分をよく知っている」という性質を持つワンドのクイーンが登場。前のめりな自分を「でも、私はそんなにギャンブラーなタイプじゃないし」と、現実的な自分が冷ややかに見つめています。

くらげさん
くらげさん

ユウさん、怖くてパチンコ屋さんの自動ドアすら入ったことない人ですからね

③ギャンブル占いが必要な理由:「カップの2」
カップ2は、楽しさ、共有、体験のカードです。ギャンブルそのものより、誰かと喜びを分かち合うような「儲けるよりも、楽しむ」ということであれば必要、と出ています。

④ギャンブル占いが不要な理由:「カップのキング」
カップのキングのカードは、「精神的に満たされている」「感情的に安定している」という意味があります。つまり、(ギャンブル占いをするならば)、安心感や心の平穏を求めるな、ということでしょう。

⑤YESの理由と根拠:【ソード7(逆位置)】
このカードはごまかしが通らない、小細工をやめる、という意味があります。「ギャンブルに裏技やズルはないと学ぶため」なら占ってもいい、という、ある意味、教育的なYESです。

まりょくくん
まりょくくん

「勝つための魔法はない」ということだな。

⑥NOの根拠:【女帝】
女帝のカードは、豊かさ・実り・恵みなどを象徴しています。このナチュラルな豊かさの象徴が、NOの根拠というのが面白いですね。つまり、「あなたは既に満たされている(あるいは、ギャンブル以外で豊かさを得るべきだ)」から、今、ギャンブル占いをする必要がない、とカードは告げているのです。

タロットが教えてくれること

ギャンブル占いをやってもいいか?と質問をした占いでしたが、最後に出てきたのは、「人生の豊かさ」の話でした。タロット占いは、時々こういう質問の枠を飛び越えた「回り道」をさせることがあります。でも、その回り道こそが、占いいちばん面白いところなのかもしれません。

今回は「心の深層」を読む究極のスプレッドをご紹介していますが、「結局、YES・NOってどのくらい当たるの?」とガチの正解率が気になった方は、こちらの実験記事もあわせてどうぞ↓

さて、この「現実的な欲望」の次は、さらに深い場所。誰も答えを知らない「精神的な領域」についても、同じように究極のYES/NO診断で切り込んでみましょう。

検証②:死後の世界や天国はありますか?

死後の世界ってありますか?
天国って本当にあるんですか?


占い師をしていると、切実なトーンでこの質問を受けることがあります。これはその人の信仰・哲学・世界観が関わる、YES/NO占いの中でもかなり難しい質問です。

そこで今回、あくまで「私個人の質問」としてこの問いを「究極のYES/NO診断」で占ってみました。タロットにこの「禁断の質問」を投げたとき、返ってきたのは驚くほど温かく、そして「今」を大切にするためのメッセージでした。

まりょくくん
まりょくくん

そんなセンシティブな占いをして大丈夫か?

占兆ユウ
占兆ユウ

ドキドキしながら占いました!でも結果的にはカードに優しく諭されました!

くらげさん
くらげさん

結果が気になる・・・

究極のYES/NO、事例2

①理想(本心):【ペンタクル6】
本心を示す位置に出たのは、「分かち合いと救済」のカードでした。死後の世界を「報われる場所」や「救われる場所」、「平等な愛の世界」があることを信じたいという、私の理想が投影されたようなカードです。

②ブレーキ(障害):【カップ6】
ここで障害となるのは、皮肉にも「過去への強い執着」です。カップの6は過去や懐かしさ、純粋な世界を象徴します。これは、宗教や生活の中で昔から語られてきた物語に影響されていることを示しています。

個人的な話ですが、私は宗教家の父から「あの世などない」と教えられて育ちました。その記憶が、私の中で「天国」という死生観を考えるときのブレーキになっていることが、このカードから見えてきました。

③必要な理由は「カップの9」
カップの9は、 願いが叶うウィッシュカードとも呼ばれ、満足感や安心感を意味するカードです。大切な人を失ったとき、「きっとまた会える場所がある」と思えることは、心を救う重要な考え方なのだと思います。

④不要な理由「ソードのナイト(逆位置)」
逆位置のソードのナイトは、極端な思い込みや過激さを表します。「天国は絶対にある」と思うと、現世での時間を大切にしなかったり、生き急いだり、早まった決断をしてしまう可能性を危惧しているのでしょう。

⑤YESの根拠:【戦車(逆位置)】
戦車は本来、前進・突破のカードですが、逆位置になると「前に進めない」という意味にもなります。つまり、死後の世界があるかどうかは、人間には証明できない、ということなのでしょうか。

⑥NOの根拠:【カップ5(逆位置)】
カップの5の逆位置は「失ったものに目を向けるのをやめる」という悲しみから立ち直ることを意味します。人は悲しみを乗り越え、また前に進んでいく生き物です。必ず喪失感を乗り越え、今をどう生きるかを大切にする時が来ます。そのことが「死後の世界」が存在しなくてもいい根拠なのだ、とリーディングしました。

タロットが教えてくれること

今回のカードの大半は「カップ」でした。この偏りから「これは感情面での質問である」というメッセージを読み解けます。つまりこの問いは、事実を知りたい質問ではなく、心を救うための質問だったのかもしれません。

もうひとつ注目したいのは大アルカナです。
今回、大アルカナは「戦車(逆位置)」が一枚だけでした。戦車は本来「肉体を操り前進する力」の象徴です。その戦車が逆位置で現れたということは、「肉体という乗り物のコントロールを失った先の世界」を暗示しているのかもしれません。つまりタロットは、YESとは断言しないまでも「人間の理解を超えた世界」を示唆している可能性もあります。

まとめ:YESとNOは同時に存在する

今回は、シンプルなスプレッドの基本から、「究極のYES/NO診断」のサンプル占いまでをご紹介してきました。

「ギャンブル運」と「死後の世界」

対極にあるような2つのテーマを占ってみて気づいたのは、占いの本当の面白さは「当たる・当たらない」だけではないということ。カードがYESかNOかを示すとき、「なぜYESと言いたいのか?」「なぜNOが怖いのか?」そんな自分でも気づいていない心の中を、このスプレッドは覗き見ることが出来るのです。

迷ったときは、シンプルに戻ろう

もし、あなたが今何かに迷っているなら。まずは1枚、カードを引いてみてください。

難しい解釈はいりません。「正位置ならYES、逆位置ならNO」。

その結果を見たとき、あなたの心がどう動くか。そこに一番の正解が隠されています。
「もっと簡単なYES/NO占いを知りたい!」という方は、こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。

👉 [タロットでYES・NOを占う一番簡単な方法!]

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

あなたの毎日が、タロットとの会話でもっと豊かになりますように。

注:当サイトのタロットカードの意味・解釈は、ライダー・ウェイト版(Rider-Waite-Smith)に基づいています。

記事作成者
占兆ユウ

【お返事タロット管理人/タロット占い師】
「なぜ、こんなに辛い思いをするのか…」 答えを探す中で、タロットカードと出会いました。タロット占いは、辛い経験を意味あるものに変え、『魂からのメッセージ』としてお返事を届けてくれます。

これまでの鑑定経験と、販売員時代に培った『人の心の本質を読み解く』スキルを活かし、あなたの『なぜ?』に寄り添います。

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