最近恋人が冷たい。
優しかった先輩が冷たい。
大人しかった後輩が反抗的になった。
仲良しの友達から批判される。
どう考えても原因が分からない場合、
大人イヤイヤ期の到来
なのかもしれません。
慣れて飽きて反抗期が来る
そう、それに気がついたのは、従順だった新人が反抗的な態度をとるようになってきた時のこと。
彼女は何がしたいとか自分の意志もあまり話さない少し気の弱い新人さん。
そう、新人だと思っていたんです。
ある日、いつものように、次のイベントで使うポスターのデザインを大まかに新人さんに伝え、画像と文字入れをお願いしました。
夕方頃にデザインの確認に向かうと、ポスターの文字がちっさい。
それ、毎回言ってるよね。
いつもショッピングモールのちょっと遠くの壁に掲示させてもらうポスターなのと、お店のターゲット層がすこーしご高齢(言ったら怒られるけど)のお客様だから、文字は大きく見えやすくお願いって必ず伝えているのに。
デザイン性も大事だけれど、いつどこで何があるのか日時と場所と店名の見えやすさを最優先して欲しいってお願いしているのに。
いつも「はい」とは返事をするものの、腑に落ちてないような眼光なのはうすうす感じながら話していました。
確かにちっさい文字はなんとなくオシャレ感がでてるけども。
なんか最近、この新人さん、反抗的になってきた気がするな、と思って
「あなた何年目ね?」って聞いてみたら。
「3年目です」って。
うそ。
初めましてからもう、2年ちょい経ったんですね・・・。
ごめん。まだ新人扱いしてた。
ちょっと話そうって部屋を変えて、3年目さんと落ち着いて話をしながら、
「なんか嫌なことがある?」って聞いてみたのですが「特にないです」と要領を得ない返事ばかり。
「なんで言われた通りにデザインしてくれんの?」って聞いてみると
「なんか分かんないです」って。
でも言われたことを”ただこなすのがつまらない”そうで。
お気持ちは分かりますが。
でも大人ですから、嫌とは言わず
「ハイ分かりました」って一応言うけれど、なんとなく反抗してみたくなるんでしょうね。
大人のイヤイヤ期はマンネリの始まり
思い当たったのは魔の2歳児・3歳児なんて言われる、成長の過程で到来するイヤイヤ期。
もしかしたら大人でも関係なく、人間って2年〜3年くらい一緒にいる人に反抗したくなるように本能的に初期設定されているのかも!?
そう考えてみました。
そうであれば、あとは人間のシステムとの闘いだっ
「あなた、たぶんイヤイヤ期みたいなもんですよ。成長の過程としては正しいと思いますし、オリジナリティーを出すのは良いことだと思います」
と伝え、彼女のデザインのまま印刷に出し、数日後にモールの壁に飾ってもらいました。
そして彼女を呼び、お客様の目線からポスターを見てもらいました。
そしたら、
「文字ちっさいっすね」
ですって。
だから言ったのにー(笑)。
大好きな恋人にも反抗してしまう心理
ある程度の信頼関係を築いている親しい人との間に、この大人のイヤイヤ期は訪れるような気がします。
もちろん大好きな恋人との間にも必ず来ると覚悟していたほうが良いと思います。
なんでも決めてくれるところが好きだったのに「わがまま」に思えてきたり。
あまち干渉しないのが居心地が良かったのに「自分に興味を持ってくれてないのかも」と不安になったり。
仕事に趣味に没頭する姿がカッコよくて応援したいと思っていたのに、すれちがいの時間が増えて寂しくなってしまったり。
話し方やデートの場所にまで不満を感じてきたり。
大好きだったはずなのに、嫌なところが目についてきてしまいます。
洗濯物の干し方やたたみ方が原因で喧嘩したり、
ほんの些細なことですれ違いが起こり始めます。
私のなにが悪いの?相手の気持ちが分からないって心配になっちゃって。
でも、その感情が正しいイヤイヤ期だと思って、自分の感情も相手の感情も否定せずに認めながらやり過ごす。
子供のイヤイヤ期も、感情を認めながら、共感してあげることが大事だと言います。
心穏やかにただただやり過ごせば、なにか対策をして大喧嘩になるより良い結果になるかもしれません。
10年単位で時間が過ぎた頃にまた愛情を感じられるかもしれませんから。
最後までお読み頂きありがとうございます