ゲルマン共通ルーン24文字(空白のルーンを含めると25文字)のベオーク/ベルカナについて調べてみました。
ルーン占いでベオークの意味は?
白樺、カバノキ(バーチ)を象徴するルーン。白樺は「先駆樹種」という他に樹木のない土地にはじめに進出してくる樹種のひとつだそうです。
厳しい環境や痩せた大地にいち早く芽を出すことから成長や復活の象徴であり、またその文字の形から命を宿した子宮や妊婦さんの胸やお腹を連想し母性や慈愛の意味を持つルーン文字ともいわれています。
ベオークを読み解くヒント
【ゲルマン読み】 ベルカナ(berkana)
【アルファベット】 B
【意味】母性、慈愛、成長
ルーン占いでベオークが出た時の解釈
成長を見守る
このルーンに出会った時、必要なことキーワードは育むこと、だそう。
育てる、育む、サポートすることを意識することによって、新たな視点が得られそれがあなたの成長につながるようです。急がず余裕をもって、どのように成長したいのか、どのように成長してほしいのかを穏やかに考えてみてください。
再生のサイクル
もし何かの答えを知りたいときにこのルーン文字に出会ったのであれば、物事がうまく進んでいく
サインと同時に、忍耐力が試される時期なのだそうです。
自然や生命の大きなサイクルを暗示するこのベオークは、誕生、死、再生という神秘的で壮大な謎をも包みこんでいます。
新たな命を生み出す時、その愛情を育む時、弱い自分でいると心が折れたり負けてしまうことがあります。強く優しく、時には厳しく、焦らず急かさず相手を信じて、自分を信じて、大きな愛情で動くことが必要なのかもしれません。
秘密のエネルギー
ベオークはあらゆる癒やしや回復、若返りや浄化、解毒、再生など前向きでパワフルな力が宿るルーンでもあるそうです。
そのエネルギーを感じるには肉体的にも精神的にも豊かになること。豊かになるような思考をし、豊かなふるまいをする。多くの母親が無償の愛で子どもたちを見守っていくように愛と平和をもたらすような寛大な気持ちで過ごすこと。その生命の根源的な秘密のエネルギーを信じることが今は大切なのかもしれません。
逆位置の場合は..
家族や友人、同僚、恋人など近くにいる人と無性にコミュニケーションを取りたくなるかもしれませんが、干渉しすぎたり世話を焼きすぎたり甘えたりして疎ましがられそうです。
不安感が強いときは誰かに依存したくなりますが、愛情が過剰になりそうなので注意した方がいい時だそうです。
失敗したことを他人のせいにしたくなりますが、まずは自分の行動の反省すべき点を探しましょう。反省したら自分を責めずに。愛を持って。
ベオークが問う成長とは
このルーン文字の解釈のことを調べてみて多く共通していることは、春に目覚める樹々やその森を育む母なる大地のエネルギーから母性を連想する、ということでした。
育む視点で物事を捉えるということは、自分ひとりの成功体験を目指す、というよりはチーム全体、会社全体、さらには地域全体を俯瞰した視点で考え、より良い社会になるようなアイデアを導き出し、行動するということに繋がるようです。自社商品の売上だけでなく、業界全体の事を考えるということですね。
バーチという木の性質からここまで大きな連想をすることも古代文字ルーンの魅力のひとつだと思います。
面白いことに、過酷な場所に最初に成長する先駆樹種(パイオニア種ともいうらしいです)である白樺は、土壌が良くなり他の樹種が入って来るようになると、次第に勢力が衰え枯れていってしまうようなんです!!
アクアリウム界で言ったらメダカなどのパイロットフィッシュ的な、プロレス界でいったら噛ませ犬的なポジションじゃないですか….?。自然界の白樺も、次の世代に命を繋ぐとっても大事な役割を担っているのだと知りました。
最後までお読み頂きありがとうございます!
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